派手な方がいいことも・・・。
先日、古い友人から、
中学生になった娘さんが電車内で痴漢に遭うので
毎日通学に付き添っている、という話しを聞きました。
「子どもが大きくなればなるほど、送迎の手間は減っていくと思っていたのに、すっかり当てが外れた」と、明るく話している彼女の、
それでもどうしようもなく心配そうな声に、
私もなんと応えたらいいものかと、すっかり悩んでしまいました。
痴漢ってイヤですよね。
普段、あんまり人を嫌いにならないタイプなのですが、
痴漢をする人に関しては、徹頭徹尾、大っ嫌いです。(←当たり前)
たまに、「女性は痴漢に遭ううちが華」なんて言う人がいますけれど、
その見解には同意いたしかねます。
女性にとって「歳をとること」は、いささか切ないものですが、
「痴漢に遭わなくなる」という点から見れば、
歳をとるのもそう悪いことばかりではないなあ、と思うくらいです。
そもそも、痴漢って基本、後ろから寄ってくるじゃないですか。
顔なんか見てませんもの。
だから、女性にとって、「痴漢に遭う」ことと、「魅力的である」あるいは「モテる」こととは、全くイコールではないし、何ら相関性を持ちません。
ついでに言うと、
「スキがあるから痴漢に遭う」
っていうのも、少し違う感じがします。
なぜって、短いスカートや、露出の多い服装は、痴漢の好みではないから。
痴漢の好みと言えば、
それは「おとなしそう」であるということ。
騒がず、間違っても警察沙汰にはせず、
黙って「耐えて」「我慢して」くれそうに「見える」女性がベストなわけなので、
「派手め」「ケバめ」な女性はターゲットになりにくいと思われます。
(気が強そうに見えるからでしょうか?)
白いブラウス、紺の膝丈スカート、
黒髪、薄めのお化粧なんかが、
痴漢遭遇率をぐっと上昇させてしまいます。
中学生なんて、恥ずかしがって声も上げられないでしょうから、
痴漢にとってはこの上なく、いい「カモ」なのでしょう。
友人の娘さんの使う路線には女性専用車両が導入されていないようなので、
これからも友人の送迎はしばらく続くものと思われます。
「彼氏でもできたら、付き添い代わってもらえるのになー。」
という友人の慨嘆には笑ってしまいましたが、
本当に早く、娘さんが安心して電車に乗れる日が来てほしいものです。
若いお嬢さま方で、もしも痴漢によく遭う方がいらっしゃるなら、
ぜひ派手めの装いをお試しになってみることをオススメします。
髪もいっそ金色とかね。
メイクもネイルもガツンと派手に!
それからもしも可能であるなら、急行、特急は避けて普通電車に乗る方が安全です。
もしも痴漢に遭遇したら、次に電車を降りるまで、急行電車だと15分~20分も待たなくてはいけませんから。
始発駅が近いなら、始発駅まで行って座って通勤通学するのもいいですね。
女性専用車両があるなら、なるべくそちらを利用しましょう。
まず安全ですし、
そうでない車両を一層混雑させては申し訳ないですから。
(もちろんね、声を上げて近くの人に助けてもらうとか、場所を変わってもらうとか、そういうことが一番なんだと思いますよ・・・でも、なかなかできないんですよね・・・)
ちなみに・・・。
先ほど、
「痴漢って、基本、後ろから寄ってくる」
って言いましたけど、もちろん例外もあります。
大学卒業後、会社に入社してすぐの頃、新人研修のため、同期と一緒に電車に乗っていた時のこと。
数十名の同期のほとんどは男子でしたが、女子社員も5名ほどいました。
電車の車両の中では、自然と女子ばかりが固まって話していたのですが、
酔っ払いなんでしょうね、おじさまに絡まれました。
腕を引っ張られたり、隣に座ることを強要されたり、触ろうとされたりで、
みんな頭が真っ白になって、棒立ちになるばかり。
そうしたら、同期の中にいた、数名の「お船の学校」出身者が、
鉄砲玉のように飛んできて、私たちと、その酔っ払いの痴漢おじさまの間に立ちはだかってくれました。
同期と言っても、お船の学校出身の彼らは、私たちよりふたつほど年下で、
上下関係に厳しい学校なのでしょう、
いつも過剰なほど礼儀正しく、物堅く、
女性に対してはどこまでもやさしく、決して「ノー」とは言わない人たちでした。(言わせなかった、という説もありますが・・・。)
そんな彼らが肩のあたりから、殺気と怒りをもうもうと立ちのぼらせているのを見て、随分驚いた記憶があります。
他の同期の男の子たちも殺到して、痴漢の前に集合したので、
私は生まれて初めて痴漢という人種に対して、
「だいじょうぶなのかしら」
と心配してあげたのでした。
痴漢に遭うなんて、とても腹ただしく情けなく、ムカムカとする経験です。
けれども、こんな風に助けてくれる男性が時に現れてくれるからこそ、
多くの女性が男性不信にならずに済んでいるのではないかとも思います。
・・・なんて懐かしいことを、つらつらと思い出してしまったのも、
このところ、「お船の学校出身」の、あの方のブログが止っているからなんでしょうね。(←自分の更新も滞っていたことは棚に上げる・・・)
はてさて。
お仕事がお忙しいとのことですが、
今ごろどの海を航海中でいらっしゃるのやら。
「はてな」の港には、お帰りをお待ちの読者がいっぱいのはず。
もちろん、その中には下がり眉の猫の姿も。
そこから、お見えになりますか?
どうか早めに、そしてご無事のご帰還を。
お待ちしております。
早いもので・・・。
早いもので、あれからもう1年が経ちました。
・・・なんとまあ、1年の早いこと!
ということで、恐ろしいことに、今日は私の誕生日です。はあぁぁぁ…。
去年の今日は、動揺のあまり大騒ぎして、みなさまから慰めのコメントをかき集めたものでした…みっともないったら!
え?今年?
あれから1年…少しは私も成長して、
もうすっかりあきらめと悟りの境地、誕生日ごときで動揺なんてするはずがなくー…
…なわけないでしょー!
相変わらずじたばたしております…くっすん。
で、そんな傷心の私に、例のテントウムシつながりの友人から、
なぐさめの お祝いのカードが届きました。
かわいい花かごのカード。
このカードを見て、私はすぐに、あるブロガーさんを思い出しました。
誰のことかって?
それはhappy-okさん。
毎日、かわいい鳥さんたちに、たくさんの愛情を注いでいらっしゃるhappyさん。
そんなhappyさんのブログには、毎日「お誕生日のお祝いカード」が添えられているのを、みなさまもお気づきのことと思います。
でもご存知でした?
あの毎日のバースデーカード、きっかけになったのは、私の誕生日なんですよ!(←超!自慢)
ほらね。ね?
あれから1年。
ずっと毎日、新しいバースデーカードを作り続けるなんて、どれほど大変だったことでしょう。
再びめぐってきた自分の誕生日に、happyさんのカード作りの1年が重なって、
今年の誕生日は、ひときわ感慨深いものになりました。
自作のカードでもないのに、図々しいのですが、
友人からもらったこのカードを、
できることなら、happyさんと分かち合いたいなあ、と思います。
だってね、さっきのカードって、
ちょっとだけ角度を変えると…。
ほら。
かわいい鳥さんが現れるんです。
happyさんにぴったりだって、みなさま、そうお思いになりませんか?
happyさんのカードのおかげで、誕生日に笑顔になった人が、きっとたくさんいらっしゃると思うのです。
happyさん、1年間、毎日本当にありがとうございました。
感謝を込めて。
おまけ。
ちょっとずつ、進んでおります。
テントウムシの顛末
先日、ひたすら編んでいたテントウムシ。
無事に友人の元に届いたようで、写真が送られてきました。
こうしてあらためて見直すと、テントウムシ、多すぎ…。
我ながら、どうしてこんなに狂ったように編んだものやら。
なので、彼女には、
「お友だちにでも分けてあげたらいいよ。」
って言ったのです。
そうしたら、彼女の返事は、
「ぜーったい、イヤ!」
・・・思いました。かわいいなあって。
それは、私が編んだものを、誰かに簡単にあげたりしませんよ、と、
私を喜ばせようと言ってくれた言葉で、
それが彼女なりの気づかいだとよくわかっているのですが、
ひとつちがいの弟の姉として、物心ついたころからずっと、
「譲ってあげなさい」
「わけてあげなさい」
「お姉ちゃんなんだから、ガマンしなさい」
というのが子守歌がわりだった私には、
「誰かと分けてね、シェアしてね」
の言葉の後に、「イヤ!」が続くと、いつだって、はっ!とするのです。
そして、ああ、「NO」って選択肢もあるんだなあ、
私はきっと、ずっと言えないだろうけれど、
「イヤ」ってはっきり言える人の、なんて素直でかわいらしく、まっすぐなことだろうと、
いつも眩しく、うらやましく感じてしまうのです。
で、そんな彼女にテントウムシのお礼は何がいいかと聞かれて、私は
「写真でいいよー」って答えたんです。
いつも使っている無料通話アプリで写真を送ってくれたら、それが一番安上がりだと思って。
そしたら、私の英語が悪かったのでしょうか…。
届いたのは彼女の手作りのアルバム。
南仏の街並み、彼女の自宅、ビーチ、家族の写真。
そしてところどころ、自筆の手紙。
かえって手間をかけさせてしまったなあ、と反省しきりなのですが、
彼女の心づかいがしみじみとうれしくて、時々手にとっては眺めています。
特にうれしかったのがこの写真。
以前彼女に贈ったこたつ猫「ZEN」くんと彼女の愛猫FLIPくんのツーショット。
見るたびに「ふふ」ってなります。
なんだかふたりで(2匹で?)内緒のお話しをしているみたい。
アルバムに添えられていたカードもテントウムシ。
幸運の象徴であるテントウムシとクローバーが、やさしすぎて、時に生きづらさを感じている彼女に笑顔を運んできてくれることを願ってやみません。
でももし仮に、次になにかを編んで、と彼女に頼まれたら、
おんなじものばかりじゃなくて、少しは違うものを編んでみようと思います。
おまけ。
苦手なレース編みに挑戦中です。
ただいま、こんな感じ。
早くも挫折しそう…。めんどっちいの…。37枚も同じモチーフが延々と…。まだまだ続く…。
でもいつか、遠い先、
こんなレース編みが似合うおうちに住みたいなあ、と思いつつ、
挫折しないように、最後までがんばります。
と、思っているのですが、やっぱり私のすることですから、投げ出さないとも限りません。
今さら中途半端に放り出したりしないように、みなさまからの温かい叱咤激励をお待ちしております♪
「よそいき」って古い?
かなり以前のことになりますが、テレビで、ある有名デザイナーがこんなことを言っているのを聞いたことがあります。
「いまどき”よそいき”のお洋服なんてものはない。」
って。
びっくりしました。
要するに、いつなんどきでも、お洋服には「気合い」を入れておかねばならない!ってことなのでしょうけれど…。
でも、個人的には
「よそいき」のお洋服なんてない。と言われると、
ちょっぴり寂しい気がします。
お正月に真新しいお洋服を誂えてもらって、それに袖を通すときの、清々しいような、浮き立つような気持ち。
お出かけのための、とっておきの一着を、帰宅してから脱いでしまうのが、ちょっと惜しいような寂しいような気持ち。
大事なよそいきのお洋服に限ってカレーやケチャップをこぼしてしまって、
とってもみじめだった時の思い出。
そんなお洋服に関するあれやこれやの思い出も
「よそいき」のお洋服があってこそ、だと思うのです。
よそいきのお洋服がなくなってしまったら、そんな思い出も感慨もなくなってしまうのだなあ、と寂しく感じていましたら、
友人から、小学校高学年の娘さんの「よそいき」のお洋服を作りたい、
と協力要請が入りました。
「よそいき」って言葉に反応して前のめりに話しを聞いていたら、
彼女の話しのメインは
「ハンドメイドで♡」だったので、
思わず3歩くらい引きました。
なにしろ、彼女の作った雑巾は、雑巾ですら、とーっても「前衛的」…。
遠まわしに、いや、かなりはっきりと
「買ったら?買えばいいやん。買おうよ!」
って3回言ってみましたが、説得に失敗、
で、結局、最初の危惧通り、もしくは友人の目論見通り(?)私が作る羽目になりました…。
なんか写真がブレブレですが…。
黒のワンピースです。コンセプトは「賢そうに見える!」こと。(いや、彼女の娘さんはまちがいなく本当に賢いお子さんですけども。)
あまり派手なお洋服はNG…な集まりに着ていく予定とのことで、おとなしめのデザイン。
でも襟とカフス部分とをシルクにして、特別な日のための一着って感じを出しました。
出したつもり。出てたらいいな…。
で、この娘さんには小さい妹さんが。
お姉ちゃんにだけ新しいお洋服が届いたらちょっとショックなのでは、と思って、
作ってみました。
まだ未完成…。
水色のワンピースです。
襟の部分がつけ襟になってます。
取り換えると、
こんな感じ。
ミモザのお花の刺繍をがんばってみました。
めんどくさかったです!(←正直)
でも小さい女の子にはこんな可憐な刺繍が似合いそうです。
で、
思ったんです。
ここまでがんばったのだから、
裾上げと仕上げのアイロンがけくらい、友人がやればいいのでは!?って。
なのでここらへんで送ってしまおうと思います…。
正直言うと、スイッチが切れちゃいました。えへ。
たぶん、裾上げくらいは彼女にもできるだろうと思います。たぶん。いや、きっと…。
神さま、お願い、彼女にもできますように…。
たとえ「よそいき」という言葉が死語になる日がやってきたとしても、
特別な日の、とっておきのお洋服や、その思い出は、
女の子の人生に必要不可欠な気がします。
できることなら、
私の作ったお洋服が、小さな姉妹の心の中で、大切な思い出になってくれますように。
おまけ。
先日、セネシオさんの記事で、ベルギーにある日本庭園の写真を見ました。
このベルギーにある日本庭園、とってもクオリティが高いなあってびっくりしました。
以前、友人から送られてきた、南仏の日本庭園の写真がちょっと「アレ」な感じだったので…。
たとえば。
こんなのとか。
鹿威し風なのかな???
鹿どころか鳥でさえ追い払えそうにありませんけれども。
失笑。
石の上じゃなく竹の上で修行なのね。
まあこれはこれで、ちょっと大変そうではあります。
日本風じゃないよね?
もっと南国風よね?ね?
もはやどこから突っ込めばいいのかわかりません…。
友人は「日本庭園」って言ってましたが、正確には、
「ヨーロッパで想像しうる、ありとあらゆるアジアンテイストをミックスした庭園」
って名前に変更した方がいいんじゃないかな、って思います。長いけど。
そういえば、この写真を送ってきた友人は、私が京都に遊びに行くと言うと、
それが紅葉狩りやお花見目的であると言っても、必ず、
「竹ある?竹!竹林!」
って騒ぎます。
なんで竹なんだろうと思っていたのですが、この庭園にはやたらと竹が。
こんな竹林が日本のイメージなのかなあ。
日本の竹…私にしても、かぐや姫とエジソンくらいしか思い浮かびませんでしたが、
それにしても、この竹林はちょっと「大味」過ぎる気がします。
「ぐさぐさすぎる…」って思いました。
ということで、友人にはこの嵯峨野の写真をネットからお借りして送っておきました。
全く同じものではないものを、全体として調和させ、美しく見せること。
そのために払う多大な手間を抜きにして、日本の庭園の美しさは成り立たないのかもしれません。
日本庭園と言えば、この美術館!ってイメージなのですが、
そもそも、私の写真の腕がまずくて話しになりません…。あーあ。
マミー姫(!?)届きました。
先日、あちこちのブログを見ていて、
とってもうれしい記事を見つけました。
「花舗ぽれぽれ」さんのブログ。
なんと、新しいサボテンに私の名前をつけてくださいました。
「マミラリア・グラシリス 明日香姫」(ぽれぽれさん、画像お借りしました。)
・・・こんな立派な名前があるのに、わざわざ別名をつける必要があるかどうかはさておき・・・
この記事を見てね、これは「チャンス!」って思ったんです。
だってね。
ぽれぽれさんのお店には、あれこれ欲しいものがいっぱい・・・。
naniwa-hanamaru-chukichi.hatenablog.com
見た見た?
どれもすっごくかわいいでしょう?
お店の中は、どこを見ても、かわいいものと綺麗なお花でいっぱいなんですよ。
特に雑貨がね・・・南の島のリゾート感がたっぷり!とっても素敵なんです。
でね、思ったんです。
「私の名前のサボテンが売れ残ったりしたら、かわいそうじゃない?
だから、あのサボテンは私が引き取らないと!
あ、ちょうどいいから、
ついでに、
ずっと欲しかったあの雑貨も、送ってもらっちゃおう!」
という謎の理論を自らに展開して(無駄遣いへのいいわけとも言う・・・)
ぽれぽれさんのお店にお電話して、
「送って~」とお願いしました。
(お店に直接行きなさいよって?いや、今、夏だし、ほら暑いし・・・ごにょごにょ・・・ただのわがままです・・・すみません。)
そんな私のわがままにも、ぽれぽれさんは快く応じてくださいました。
で、昨日ね、届いたんですよ。早い早い♪
ああ、「バリ島のお受験ネコ」がかわいい・・・。
お勉強しないといけないのに、釣り竿持ってるところとか・・・かわいすぎます。
それとも、”ねこ界”では受験に「釣り」が必須なんでしょうか・・・。
見る度に「がんばれっ!」って言いたくなります。
で、「マミラリア・グラシリス 明日香姫」・・・
こんなにかわいいのに、「マミー姫」なんて名前をつけられてしまったかわいそうなサボテン・・・。
でも、「まるっちい」ところになんともシンパシーを感じます。
「つんつん」してみました。
・・・痛くない!
ますますかわいく思えてきました。
元気に育ってくれたらいいなあ・・・。
で、もうひとつ・・・。
ずっとずーっと欲しかったミニチェスト。
手に取ってみたら、適度な重み、それに前方に傾けても引き出し部分が飛び出さない、うれしい工夫つき。
何を入れるか、悩みましたが、
チープだけど、お気に入りの指輪を赤いハートと一緒に。
早速「新入り」いじりが始まってます・・・。
「勉強しなさい」と言われているのか、それとも「勉強なんてほっといて一緒に遊ぼう」と誘われているのか・・・。
視線の先にかわいいものが。
ずーっと欲しかったものが。
それだけで、思わず笑顔になったり、うれしくなったりします。
いつも元気づけられているような。
もう少し、がんばって、と言われているような。
ブログもきっとそうですね。
あちこちに、そっと置かれた誰かのやさしさに、
いつも励まされています。
そんなご縁に恵まれた自分の身の幸運に感謝せずにはいられません。
花舗ぽれぽれさん、本当にありがとうございました。
できたらまた、雑貨特集を企画してくださいね。
それから、
最近、読者登録をしていただいたみなさま。
ご挨拶もままならず、本当に申し訳ありません。
いつも駄文ばかり、なんのためにもならないブログですが、
ネットの広大な海の中で、めぐり会えたご縁を、できるだけ大切にしていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ムーミン、里帰りする。(訂正させてください・・・)
友人から、写真について訂正が入りました。
赤字部分が訂正と追記になります。
昨日、友人のだんなさまから、絵はがきをいただきました。
しかもなんとフィンランドから。
かわいい。
出張中のフィンランドから送ってくれました。
先日、私が投稿した記事。
私が少し元気がないように見えたとのことで、
ご夫婦で、私を元気に!作戦だったのですって。
絵はがきが着いたことを知らせると、
お返事のメールには、素敵な写真が添付されていました。
ヘルシンキの街並みとスナフキン、そしてリトルミィ(←そう見えなくてもリトルミィ)
この町、ほんとはプラハらしいです・・・。
・・・たとえ、ソリューと言われても、ザグレブと言われても、なんの疑問も持たなかったと思います・・・なんも知らない・・・とほほ。
フィンランドに里帰りのムーミン・・・。挟まってるけど。ふふ。
またまた挟まるムーミン。
でも生まれ故郷に帰って感慨無量・・・のはず・・・。たぶん。(ここは確かにヘルシンキだそうです^^)
正直言うとね、びっくりしました・・・。
本当に、こんなにもびっくりしたのは久しぶりです。
だってね?
持っていく?わざわざ・・・フィンランドまで・・・こんなの・・・。
お仕事なのに。
その上写真まで。
屋外で、人形の写真を撮るなんて、なかなかハードルが高かったのでは、と思うのですが・・・。
特に成人男性には・・・。ね?
それもこれも、
私を喜ばせようと考えてのこと、と思うと、
写真を見ながら胸がいっぱいになりました。
日々、いろんなことが起っても、
思うように行かないことがあったとしても、
こうしていいお友だちに恵まれていることの、
なんて幸せなことでしょう。
絵はがきには、いつまでもずっと友人で。とありました。
それは、私の心からの願いでもあります。
Aさん。
本当に、ありがとう。
Aさんへ・・・。
なんていうのかな。
ほんとに感動して、うれしくって、
なのに、うまく言葉がまとまらなくて、逆にあっさりした記事になっちゃった・・・。
でもでも!
本当にうれしかったのよ、Aさん。ありがとうね!
欧州へ2回も!連れて行ってもらったそうで・・・。
なんて贅沢な。
私も行きたいっ!って思いました。飛行機ムリだけど・・・。
「ああ、どこでもドアーさえあれば!」
と、またくだらないことを考える金曜日の夜・・・。
訂正記事になりますので、どうかコメントなどはお気づかいなく・・・。
ヘマとミスと失敗の多い人生・・・。
ムーミンがずっこけたくなる気持ち、よーくわかります・・・。
今年の「課題図書」、小川洋子だって!
先日、今年の「課題図書」が発表になりました。
「課題図書」に、取りたてて強い思い入れがあるわけではありませんが、
でも今年は違います。
なんとびっくり、今年は「小川洋子」氏の初めての絵本が課題図書に!
「ボタンちゃん」小川洋子:著 岡田千晶:絵
小川洋子初の絵本。子どものころ、はじめて考えた物語。ボタンちゃんとボタンホールちゃんはふたりでひとつ。いつもなかよしです。ところがある日、ボタンちゃんをとめていた糸が切れてしまって…。
小学校低学年の部の課題図書ですから、5分もあれば読み終わります。
朗読しても8分くらい。
とても短いお話しですが、
けれど、その世界観は紛う方なく「小川洋子」なのでした。
どこかでひっそりと「失われる」ものたち。
そことは違う軌道上で「収集される」ものたち。
抗う術のない喪失と、誰かがひそやかに行っている収集とが、どこかでひっそりとバランスし、遙か彼方で水平を保ち、この世をかろうじて均衡させている・・・。
いつも私が勝手に「喪失と収集の作家」と呼んでいる、氏らしい絵本を手に取った時、
「ああ、やっぱり」と、
うなずくような気持ちになりました。
小さな女の子、アンナちゃん。
かつてアンナちゃんが愛した「ものたち」は今ではすっかり忘れられ、
お部屋の片隅で泣いています。
アンナちゃんのブラウスの「ボタンちゃん」は、彼らをそっと慰めます。
「アンナちゃんはもうこんなに大きくなったのよ、あなたのおかげね。」と。
やがて、ボタンちゃんもなかよしのボタンホールちゃんや、
忘れられたものたちと一緒に、「思い出の箱」に納められる運命です。
いつの日か、アンナちゃんにも、忘れられてしまうのでしょうーーー。
たくさんのものたちを愛し、愛されて子どもたちは成長します。
いずれ忘れ去ってしまうとしても、
その記憶は子どもたちの「愛する能力」を育みます。
この世の中に存在する、自分にとっての「特別な何か」を選り分け、それを大切に守り抜こうとする能力を。
「思い出の箱」の中の、忘れられたものたちの、ひっそりとした存在は、
だからこそ、読んでいる私の胸を何度も打たずにはいないのです。
私自身の中にも、「思い出の箱」があるのでしょう。
それを取り出して見ることもしない日常と、
いずれ、私自身が誰かの「思い出の箱」に入ることになるのかもしれないという怖れ。
その時に、
私はこの絵本の「思い出の箱」の中のものたちと同じように、
誰かの幸福と無事を、ただつつましく祈ることができるでしょうか・・・?
小さな子どもたちに向けた、とても短い物語。
でも、とても美しく、考えさせられる物語でした。
そろそろ、どの書店にも、課題図書が山積みになる季節です。
お見かけになりましたら、ぜひ手に取ってみてください。
絵本のもうひとつの主役、岡田千晶氏の絵も、繊細で秀逸です。
ちなみに・・・。
夏休みの拷問、もとい、「読書感想文」の宿題にも、この絵本は最適ではないかと思われます。
低学年のお子さまだと、なかなか自力で読書感想文は書きにくいものですが、
この絵本であれば、ご家族の協力、指導という名の「手出し」「口出し」がしやすいのではないかと思うのです。
つまり、お子さまと一緒にこの絵本を一読した後、
お子さまご自身の「思い出の箱」について、お話しなさればいいのです。
「あなたが小さかった頃は、この毛布がないと眠れなかったのよ。」
とか、
「この靴下じゃないとお出かけしてくれなかったのよ。」
とか。
あるいは、お子さまの思い出の品が、幼い弟妹の元で今も現役で使われているとか、
誰かのもとに貰われていったとか、
そんなエピソードを下敷きに、
「お母さんと話しをしているうちに、
普段は忘れてしまっているけれど、だから、目には見えないかもしれないけれど、
自分を大切に思ってくれる思い出の「何か」に、ありがとうの気持ちになりました。
これからは、自分の身のまわりのものを、もっと大切にしたいと思います。」
なんていう結論を導き出せばいいのです。(強引に導くのです、そこに!)
ほら、なんか、感想文が簡単に書ける気が!・・・しません???
・・・感想文なんかあるから、本がキライになるのでは?と毎年憂鬱な夏を迎えられる小学生の保護者のみなさま、お気持ち、お察しいたします。がんばってくださいね・・・。
さてさて、みなさま。
ずいぶんと久しぶりの更新となりました。
前回の更新の後、パソコンが壊れてしまい、新しいパソコンの購入に手間取りました。
そうこうしているうちに、ルーターもダメになってしまい、新調しなければ、と思ったところに食器洗浄機が壊れました・・・(←いや、食洗機はブログとはなんの関係もありませんけどね、でもね、ショックだったの・・・。すごーく。)
その上、同居している母が病を得て、なかなか回復しない状態が続き、
どうにも気鬱だったところに、
私自身の個人的な物思いもあって、なかなかブログに向き合う気分になれませんでした。
母もまだ全快とはいきませんし、
以前と同じようなペースでブログを続けていく自信はまだ持てない状態です。
ただ、またこうして、ここに戻って来られましたのは、
みなさまのあたたかい励ましと支えがあったからこそです。
どうしても、いつかみなさまにひとことお礼を、と思う気持ちが、
私を今日ここに導いてくれたのだと思います。
お休みしている間も、そこここに置かれたやさしいお気づかいのお言葉、
本当にありがとうございました。
また、
今回久々に家族に病人が出て、しみじみと思いました。
機械などは、なにがいくつ壊れたとしても、なにほどのことがあるでしょう。
健康こそが、もっとも大切で、得がたいものです。
暑い季節が参ります。
どうかみなさまもお身体を大切になさって、お健やかにお過ごしくださいますよう、心よりお祈り申し上げます。
参考までに・・・今年の課題図書。