岩崎書店「怪談えほん」、おすすめです。
先日、こんな本を読みました。
「失われた夜の歴史」
私たちが忘れてしまった、夜の魅惑と恐怖を初めて描き尽くした傑作!夜を暗闇が支配していた時代、悪魔などが跋扈する一方で、自由を求める人々は夜に解き放たれた。文学・社会・生活・心理・思想・魔術―「失われた夜」の全貌がよみがえる。数々の賞、年間ベストブックに輝く世界中で絶賛の名著「BOOK」データベースより
おもしろかったです。
有史以来、夜とは本来、暗闇が支配するもの。
人類が夜を楽しむことができるようになってから、本当は刹那のようにわずかな時間しか経っていないのですね。
スイッチひとつで昼間のような明るさを手に入れるまで、
人がどれほど暗闇を、夜を怖れたか、
漆黒と暗闇に対してどれほど無力だったか、
そして無知や蒙昧さがどれほど多くの迷信と物語を生んだかを思うと、
現代を生きる私たちが手に入れたものと失ったものについて、つい考え込んでしまいます。
「見えないこと」の恐怖。
「見えないけれどもそこに息づいているもの」への畏怖。
灯りをけして、少しの時間、私たちが失った感覚について考えたくなる一冊でした。
で、この本を読んでいて、思い出した絵本のシリーズがあります。
怪談えほんシリーズ 一期5巻、二期4巻 岩崎書店
これね・・・ほんとーーに!おすすめです。
子ども向け絵本と侮るなかれ、本気でコワい!
また、作家陣がとてつもなく豪華!
第一期
第二期
今をときめく人気作家が勢揃いの感があります。
絵を担当された画家さんたちも綺羅星のようなラインナップ。
どの絵本も力作揃いです。
岩井志麻子氏の「おんなのしろいあし」、どれだけコワいか・・・。
京極夏彦氏の「いるのいないの」なんて、ラストで思わず「ひぃ・・・」って声が出ます。
綾辻行人氏の「くうきにんげん」、加門七海氏の「ちょうつがいきぃきぃ」に至ってはトラウマ級・・・。
皆川博子氏の「マイマイとナイナイ」は、一生忘れられなくなること必至です。
なにも絵本でコワい思いなんてしなくていいというご意見もあるとは思うのですが、
でも私は、人間が暗闇や、「何か得体のしれないもの」に対して畏れを抱くことは、とても大切なことであるような気がするのです。
はっきりとは見えないもの、原因がわからないもの。
そういったものに出会うたび、人は戸惑い、迷い、途方に暮れて、
そしてその時々の感情を昇華させ、自らを納得させるために、物語とそれを生み出す想像力を必要としてきたのでしょう。
それはある意味、弱さの発露かもしれませんが、
そんな弱さをまるっきり失ってしまった地平に、人の心の美しさなどあるでしょうか。
ということで、私は個人的にこの絵本シリーズを子どもたちにも積極的に勧めたいところなのですが、
「怪談?やめてよ、うちの子が怖がって心臓発作で死んじゃったらどうしてくれるのよっ!」
って本気で怒る親御さんもいらっしゃるので(驚くなかれ、実在します)、
なかなか実生活では大声で推薦できません・・・。残念。
なので、ここで大大的に宣伝しますが(←岩崎書店と私とは縁もゆかりもありません。念のため。)、この絵本シリーズ、ほんとにほんとにオススメです。
どの絵本もオススメですが、できましたら九冊全部をお読みになってみてください。
作家さんたちの熱の入れようというか、力の入れ具合が本気です。
作家さんたちだって人間ですから、こうして一組のシリーズの中に組み込まれたら、
「あ、あいつ、こんなコワいお話書いてる・・・負けてられるかっ!」
って気分にもなると思うのです。
張り合った結果、どんどん怖くなっていく・・・まるで子ども相手の肝だめしで、「脅し役」の幽霊をやっていたら、悪のりをして、つい本気を出してしまった大人のようです。
人気作家の大人げなさが垣間見られます!
本を読むのが嫌いなお子さんも大喜びで読んでいますので(こっそり勧めています)、お子さまをお持ちの方には強くオススメします。
買ってまでは・・・という方も、立ち読みでもいいので!騙されたと思ってぜひ!
第三期、出ないかなあ・・・。
マミーさん、困っちゃう。
先日、ボランティア先の小学校で、図書室開放のお手伝いをしてきました。
私が所属している図書ボランティアのグループは、読み聞かせをするだけでなく、放課後や休日に図書室を開けて、子どもたちに居場所を提供することも活動のひとつにしています。
図書室開放の日は、子どもたちは宿題をしていてもかまわないし、お友だちと遊んでいてもかまいません。度を超えて騒がなければ、私たちも注意したりはしません。
なので子どもたちはお友だちと一緒に連れだって、
図書室にほぼ「遊びに」やってきます。
本当に本が好きでやってくる子は、むしろ稀だと言っていいでしょう。
でも、小学2年生のAくんは違います。
純粋に、心から、ある一冊の本が大好きで、図書室にやってくるのです。
その本がこちら。
「男の子の心とからだ」(見たい聞きたい恥ずかしくない!性の本)
そう、彼が大好きなのは「性教育」の本。
図書室に入ってくると、脇目も振らず、一目散にこの本のところに飛んでいきます。
中身をチェックしてみると、
まあ、アレです・・・アレだけど、いたって大真面目な内容で、
きちんと読めば、ためになることもあるのでしょうが、
高学年児童が対象のようですから、2年生のAくんには、いささか難しいのではないかと思います。
なので彼はこの本を「読んでいるわけではない」のですね。
ただながめているわけです。
挿絵に描かれている、バストやヒップを強調した女性のイラストなんかを。
で、ひとりでその本をながめながら、
「にやにやにまにまにらにらによによ」している分には問題ないのですが、
まだ低学年ですから、お友だちの男子児童を集めて、
「ほらほら~!」
ってやったりします。
すると、当然のことながら、図書室内は騒然となります。2年生男子の騒ぎですから、ゴジラなみ、災害なみの大騒動です。
もちろんいちいち注意しなくてはなりません。
それでもまだ、そのくらいなら許容範囲。
先日は、件の本を持って、別の本を読んでいる同級生の女の子のところに寄って行ったと思ったら、彼女の袖をひきながら、
「なあなあ、これ見てぇや。なあ、ちょっとでええから、これ、見てぇや。」
ってやりだしました。
セリフだけ聞いてたら、どこの露出狂だ、と思わないではありませんが、
そこは小学2年生。持っている本がアレでなければ、そこそこかわいい風景なんです。
でも、「見てぇな」と迫られている彼女は不穏な空気を感じたのでしょう。
すっくと立ちあがって、まっすぐ私のところに走ってきて言いました。
「マミーさんっ!Aくんが変態ですっ!」
・・・少女よ。
それを私にどうしろと?
うーん…。
私もちょっと困ってしまって、
でも内心ちょっとだけ、
ここで明石家さんまさんのマネをして、
「へんたーい、とまれ!」
ってやったらウケるんだろうなあと、ちらっと思ったのですが(←根っからの大阪人)、でもそんなことをしたら、ただAくんを無駄に喜ばせてしまうだけです。
なので、せいぜい重々しく、
「Aくん、お友だちがイヤがることをしたらあかんのんよ。」
とだけ言っておきました。(←つまんない。)
こんなことがあったので、
子どもたちが帰ったあとのボランティアメンバーの話題は 、自然とAくんのことになってしまいます。
誰かの、「どうしたもんかなー」の問いに、
1.勝手に貸し出し処理をして、お母さんの目に留まるようにAくんのランドセルに入れておく(←鬼。そういえば彼は絶対にこの本を借りて帰りません。やっぱりママに見つかるのはイヤなんでしょうね。)
2.背表紙に、「Aくん専用!」ってラベルを貼る(←いぢめ?)
3.「この本はひとりで静かに読まないと将来かわいい恋人も結婚もできなくなる」と書いた紙をしおり代わりに挟んでおく(←呪い?)
4.女性の裸のイラスト部分を黒く塗りつぶす(←ひどい)
など、いろんなアイデアが出ましたが、
小学校図書館の本に関していえば、児童はいつだって、自分の好きな本を好きなだけ読んでいい自由があるはずです。
保護者でもない我々が、Aくんの読書の嗜好にまで口をはさんでいいはずがありません。
なのでもちろん、上記のアイデアは単なる冗談で、私たちは特段、なんの対策もせずに、ただ興奮したAくんが粗雑に扱うために破れてしまったその本を補修して帰ったのでした。
でも。
時に「地元」って、残酷な面があると思いませんか?
いずれ転勤してしまう先生方とは違って、
図書のボランティアなんて、基本、ご近所のおばさんたちで構成されているのです。(メンバーには男性もいますが。)
今から脳裏に浮かびます。
将来、Aくんがどんなに大きく立派に成長したとしても、
私たちの間では、
「Aくん?ああ、あの変態の。」
が定着してしまっているであろうことが。
ちなみに私自身、生まれも育ちもずっと同じ街の地元民。
この年になってもまだ、
「今はマミーちゃんがごはん作ってるの?
まあ、えらいわねえ!」
「お掃除もしてるの?毎日?まあ、ほんと!えらい、えらい!」
なーんて言われ続けておりますので、
つい未来のAくんの苦労を想像してしまいます。
と言いつつ、私も将来、Aくんがかわいい彼女とご近所を歩いてたりしたら、
「あら、Aくん、変態は治ったの?」
って声をかけてしまうかもしれませんけどね?(←いじわる)
おまけ。
上記の性教育の本はシリーズ化されています。
「性教育」といえば、女の子だけ別室に集められて生理のしくみと手当の仕方なんてのをちょこっと教えられただけの私たちの子ども時代とは違って、今は「えらいことになってるんだ…」の感慨が得られます。
たいていの小学校にはこの手の本が図書室に置いてあります(たまに保健室の場合もあり)。
興味のある方はぜひ。
初恋の人。
本当に、いまさら、なんですが、
ツイッターってなんなんですかね?(←何年遅れ?)
もともと、あんまり興味を持てなかったのですが、
「はてな」をやっていると、ツイッターを同時進行で運営なさってる方、多いですよね?
なので、ずいぶん前になりますが、
ツイッターのアカウントを取ろうとチャレンジしたことがあります。
で、失敗。
あえなく失敗。
失敗ってどういうこと?なんのこと?って思うでしょ?
実は私にもね、わからないんですよ…。
それがわかって、ちゃんと説明できるんだったら、私も失敗しないと思うのです。(←ちょっとキレ気味。)
機械をいじってると、こういうことがよくあります。
自分で何をしたのかわからなくなる、「何がわからないか」がわからなくなるっていうね…。
ところが、ツイッターを読むことはなんとかできるんです。
いいね!を押したり、こちらから何かをつぶやいたりはできませんけれども。
なんでできないかはわからないんですけれども。(←しつこい)
でも、「はてな」では投稿が止まってる方でも、ツイッターでは何かを発信なさってたりするので、
ああ、お元気なんだな、とちょっと安心したり、
おもしろい情報をゲットできたりするので、時間があるときはちょこちょこと、あちこちのぞきにいってます。
で、今朝ね、isakuさんのツイッター見てて、発見してしまったのです…。
1人でこっそり線香花火がしたい。
— しょーご@TorryKonnyDOG (@shogo_TKD) 2016年7月30日
買って来ようかな。
久しぶりに動画撮りました
今回はなんと!
スナフキンが歌ってくれました!!
自分はギター係なのです。
リクエスト曲!
ONE OK ROCK/Wherever you are pic.twitter.com/gOBBlTSHt5
見た?見ました?
初恋の人
スナフキンさんが歌ってる!
大興奮!です!
最近はちょっと疲れ気味でしたが、この動画で元気百倍、今日はとっても気分よく一日を始めることができました。
ほんとは「いいね!」を百回くらい押したい気分なんですが、
ツイッターの設定で挫折している身には不可能な話し…。
しかもフルバージョンで聞いてみたいのに、それも無理…。
ああ、機械に弱い人って、なんてかわいそうなんでしょう!(←自業自得)
今、イラ!としてる人が多数いらっしゃると思いますが、
もしも万が一、ちょっとでも「かわいそうだなあ、機械に弱いなんて気の毒に…」と思ってくださる方がいらっしゃいましたら、
どうかマミーにこのスナフキンさん動画のフルバージョンを見る方法を教えてくださいね!
それにしてもスナフキンさん、歌もこんなに上手だなんて♡
またムーミンのアニメが見たくなりました。
・・・それよりツイッターのアカウントを取り直しかな…。はああぁ…。
心に響く名言
忘れもしません、あれは中学生のころ…。
しつこく言いますけど、私にだって中学生のころが!って、もういい?
ですよね…。
で、中学校のカリキュラムって、あれがあるじゃないですか、あれ。
そう、家庭科。
これが私、大の苦手でして。
今でこそ、洋裁や編み物なんかをしておりますけれども、
当時は家庭科の授業を死ぬほど忌み嫌っておりました。
…体育の次くらいに。
刺繍なんかやらされた日には、内心大ブーイング、
なんでこんな面倒なことを!ってイライラもマックスでした。
家庭科の課題はほとんど母に押し付けておりましたから、課題のパジャマもスカートも完璧に仕上がるわけですが、担当の先生の目には、自分でやっていないことがバレバレだっただろうなと推察されます。
・・・子どもって、どうしてバレないと思うのでしょうね??
でも、どうしても、持ち帰れない課題もあるわけでして。
「調理実習」
これが難題。
まあ私ひとりでやるわけではありませんから、
女子力の高い友人の後ろに隠れてお茶を濁すのが常でした。
でもある日、とうとうやらかしてしまいました。
なんと・・・49倍の塩を投入!(←ひどい)
お題(メニューともいう)はミートソース。
失敗なんてしようのない課題だと思うのですが、
それでも嫌いな人というのは、なにがしかの失敗をするものでして。
黒板に書かれた作業工程(レシピともいう)を見て、
「塩小さじ7杯を入れる」
と書いてあったので、入れたのです。・・・入れるでしょ?だって書いてあるんだもの、黒板に。
でも、できあがったミートソースをみんなで試食してみたら、
「からい辛い!」の大合唱。
私もどうしてこんなにからいのだろう、指示通りにやったのにおかしいなあと、そおっと黒板を見直しましたら、ありました。
「塩小さじ1/7杯を入れる」
って。
・・・・・・・・。
いや!待って!
言い訳させてくださいっ!
黒板のメニューもね、こちらのミスを誘発しそうな感じだったんです!
こんな感じ。
ね?ねね?
なんとなく「7」が強調された感じでしょう?
たぶん、後から「1/」を付け足したんだと思うのです!
でもまあ、これに気づいた時は慌てふためきました。
塩、49倍?
・・・そら辛いわー。(←妙に納得)
てか、小さじ1/7って、量りにくない?(←人はそれを逆切れと呼ぶ。)
そこは小さじ少々でいいんとちゃうん?(←誰に聞くまでもなく、世間ではそれを責任転嫁と言います。)
中学生の調理実習なんて、ワイワイガヤガヤ、落ち着きがないのが定番ですから、塩を投入したのが誰だったかなんて、誰の記憶にも一切なく、結果、私は糾弾されることも、責任を追及されることもありませんでした。(ラッキー!)
今でも内心、悪いことをしたなあ、申し訳なかったなあ、という罪悪感はありますので(ごめんね、みんな!)、あの日、同じお鍋のミートソースを食べたみんなには、減塩生活を送っていつまでも元気でいてほしいなって、つくづく思います。
で、以来、ずーっとお料理にはどことなく苦手意識を持ち続けているのですが、
そんな私の心のよりどころになっている「名言」があります。
「塩を入れすぎたからといって、塩の辛さ以上には辛くならないし、味つけなどは少々間違ってもそれで死ぬということはない」
「料理などおそれるな!」
・・・なんてすばらしい!言い得て妙な格言でしょう!(←絶賛!)
正直、結婚式の祝辞なんかにぴったりだと思います!(私は言いません。)
・・・ちなみに我が家の味つけは薄味です。大阪ですしね。念のため。
おまけ。
完成しました。
これが想定外に大きくて、
比較にティシューの箱を置いてみました。その上にカメさんも。
(カメキチさん、カメさんは売ってません♪)
編みあがった後に、これが似合いそうな場所が我が家のどこにもないことに気づく…。
いつか、使えればいいなーと、どこかにしまっておくことにしました。
おまけのおまけ。
非常に個人的な話で申し訳ないのですが、
昨夕、母が入院いたしました。
心配はないと思います。あくまで念のためのものですから、必ず元気になってくれるはずですし、入院期間もそう長くはならないと思います。
ただ、しばらくの間、勤め先と自宅、それから病院への往復で、私の一日の時間がどんな風に過ぎていくのかが、自分でもまだイメージできません。
みなさまのブログを読むことを優先して、でもこれまでと同じようなおつきあいは、しばらく不可能になるやもしれません。
ですので、こちらのブログのコメント欄は一時閉めさせてください。
時間がなくて、なかなかコメントができない場合でも、必ずみなさまのところには顔を出すつもりでおりますので、できましたら忘れないでくださいねー。
季節の変わり目ですから、皆さまもどうかご自愛なさってくださいませ。
(前回の記事にコメントをくださった方の中で、まだお返事をご覧になっていない方がいらっしゃると思います。コメント欄を閉じてしまいますと、読めなくなってしまいますので、こちらに再掲させていただきます。こんな形になってしまい、申し訳ありません。)
ねこさまへ。
ねこさん、おはようございます。
ワンピースにですか?
それはなんて光栄な…。それならもうちょっといい毛糸で編まないと、ですねえ。
来年はシュシュとかにも挑戦してみようかなあ。あ、ねこさんが作ってたカチューシャなんかもきっと売れ筋になる予感♡
「かわいい」はまず、ねこさんのブログで勉強しないと、ですね!
コメントありがとうございました。
思遠さまへ。
思遠さん、こんばんは。
ありがとうございます。世間にはびっくりするほどかわいいアクリルたわしがあるので、それに比べたら私の編んだのは随分と手抜きです。
でも、どうせ洗い物で汚れるんだしー…という気持ちがあるから私はダメなんでしょうねえ…。
はてなにはおいしいものがたくさんですから、いつかみなさまで持ち寄りパーティなんかができるといいですね!夢です♡
コメントありがとうございました。
isakuさんへ。
isakuさん、こんばんは。
isakuさんもバナナ&チョコレートのコンビがお好きなんですね!わかります、わかります、最強コンビですよねー。
たち吉のお皿も昔から大好きで、でも私はすぐにダメにしてしまうので…私にはちょっともったいない気がします。
コメントありがとうございました。
レース、思ったよりも大きくて。
いつかどこかで使える日まで、大切に持っておこうと思ってます。
セネシオさまへ。
セネシオさん、おはようございます。
セネシオさんのおっしゃるように、今、どこかのお宅で、私の作ったタワシがお役に立っているのかなあと思うととてもうれしいです。
がんばってしっかり汚れを落とすのよー!と伝えたいです!
バナナケーキは・・・私にはあれで限界、ということで・・・えへ。
コメントありがとうございました。
はてなはお料理が上手な方が多くていつもとてもまぶしいです!
事の顛末記
先日、バザーのお話しをしました。
で、行ってきたんです、今日。バザーに。
気が小さいと言われるかもしれませんが、
正直ちょっとハラハラドキドキ。
売れ残ってたらどうしよう。
ものすごいレベルの手作り作品が並んでて、ずいぶんと見劣りしてたらどうしよう。
ほんとは昨夜、ちょっと眠れなかったくらい。
作ったアクリルたわしは無記名で提出しましたから、
私が作ったとは、誰にもバレないはずなんですが、
でも展示台の上で大量に売れ残ってる私の作ったタワシを想像しては、ビクビクそわそわ、
合格発表に行く受験生のような気持ちで会場に向かいました。(←大げさ)
もちろん、売れ残ってたら、責任とって買い取るつもりで。
そしたらね、
完売してました♡
わーい、わーい。
よかったー!
ほっとしました…。(←小心者)
気をよくして、後はゆっくり会場をまわることができました。
で、今日の戦利品♡
たち吉のお皿2種類。
粗忽者でよくお皿を欠けさせてしまうので、安く入手できて助かります。
ちゃんと売れてたー!と気分もハイテンションなので、
来年のために、ちょっとずつまた編んでおこうと思います。
で、話しは変わりますが…。
先日、リチャードギヤさまのブログを拝読していて、あまりにもおいしそうなバナナケーキを発見!
これこれ♡
すっごくおいしそうなケーキ♡
図々しくレシピをおねだりしたら、快く教えてくださいましたので、さっそく作ってみよう!とバナナを調達し、黒い斑点が出てくるのを待ち…いざ、作ろうとしましたら…。
ラム酒がない。
どよーん。
もう分量も量ったのに。
もう夜なのに。
もうお風呂も入ったのに。
・・・・・・。
ま、いっか!もう!ラム酒はなしで!(←てきとー)
ついでにこの前マイクか誰かにもらった固いチョコレートがあったから、それも入れちゃえ!
ということで、途中からテキトーになってしまったバナナケーキができました。
・・・うーん。
なんか違う。
だいぶ違う。
全然違う。
まずバナナの並べ方に規則性がない…(←そこ?)
チョコレートも適当すぎて、なんかぐちゃぐちゃ…。
でもでも!味はよかったですよ!
お腹に入っちゃえば一緒一緒!(←性格が出る…。)
次に作るときは、もう少し見た目も重視することにします!
覚えてたらね…。
さ、またタワシ編もう♪
リチャード・ギヤさま、おいしいケーキのレシピをありがとうございました。
おまけ。
あともうちょっとです。
たまにはお散歩。
国立国際美術館に行ってきました。
こんなの。
大阪市北区中之島にある、主に現代美術に力を入れた美術館です。
すぐ隣には大阪市立科学館もあり、大阪の小中学生の遠足御用達のエリアです。
また、この周辺は、先ごろ人気を博した連続テレビ小説「あさが来た」の舞台地でもあります。(見てないけど)
でも今回この美術館を訪れた目的は現代美術でも連続テレビ小説でもなく、
これ。
「兵馬俑展」をやってたから。
死ぬまでに一度は見たいと思ってたけど、
根っからの旅行嫌い、飛行機嫌い、一生見ることはできないだろうと思っていた兵馬俑が向こうからやってきてくれるなんて!
こんなに幸運なことはあるまいと、残暑の中お出かけしてきました。
「永遠」を守るための軍団、参上。
ってキャッチコピーもカッコいい!
考えたの誰かしら…。ファンレターを送りたい気持ちです。
前情報なく出かけたので、兵馬俑の展示が意外と少ないのが残念でしたが、他の発掘品などの展示物も十分見応えがありました。
やはり古代中国文明の偉大さは目を見張るものがあります。
「玉」と称される宝飾品の細工の細かさ、
水道管や取水口などの、当時のインフラ設備の充実ぶり、
とても2千年以上前のものとは信じられないものばかり。
中でも感動したのが、「漢字」「金」「瓦」の3つ。
1.漢字
展示されている青銅器なんかには、漢字の刻印がされているものが多く、もちろんほとんど読めないわけですが、「子」とか「大」とか、想像できる文字もちらほら。
「皇帝」という字ははっきりと読み取れました。
数千年も前の文字。それが全く違う国にも受け継がれて、現代の私たちにも読めるということ。
それは本当に感動的で、言葉にならないくらいでした。
2.金
展示されている青銅器や銅の遺物は、どれも太古の昔には光り輝いていたのでしょう。
けれども今では腐食が進み、どれも鈍く黒ずんでいます。
その中で、「金」はやはり異質なほど黄金に輝いているのです。
金の出土品の前を通り過ぎる人みんなが、
「やっぱり金ってすごいな…。」
って一様につぶやいてしまうほど、その輝きは圧倒的でした。
人がいとも簡単に、あっけなく命を落としてしまったであろう太古の時代、「変質せずにいつまでも輝いている」という金の特質は、どれほど人々を魅了したことだろうと、しみじみせずにいられませんでした。
3.瓦
展示ケースの中に瓦を見たとき、
「現代の瓦とそう変わらない!」ということに驚きました。
何事にも「最初」ってあると思うのですが、
瓦を最初に発明した人って偉大だなあ!と改めて思わずにいられませんでした。
湾曲させた瓦を組み合わせることで、雨漏りを防ぐ。一見簡単なようでいて、でも最初に思いついた人って偉大です。
最初に考えた人には、それなりの栄誉が与えられたのかしら、
特許料なんてなかっただろうし、
「おまえ、頭いいな!」
のひとことで終わりにされちゃったりしたのかな。
今からでもタイムマシンに乗って、その人に会って、
両手を握ってぶんぶん振り回し、
「あなたの考えた瓦はこのあと何千年も使われるんですよ!他の国でもね!」
って言いたいっ!(←迷惑。)
と、展示ケースの前でいささか興奮気味に思いました。
地震のせいで瓦の人気は低迷しているようですが、遠くから屋根瓦が光っている風景はやはり日本家屋の美しさを増幅させていると思います。
軽い瓦がもっと普及するといいのにな、とそんなことも考えました。
で、本日のメイン。兵馬俑。
(こちらは写真撮影が許可されたレプリカ。)
本物を見た感想は「大きい!」のひとことにつきます。
こんなにも大きいものをこんなにも大量に、「お墓に埋葬するため」に作るなんて!
「埋め」ちゃうんですよ?!
その情熱は一体どこから?!
と驚愕するほど、俑の一体は大きいのです。
しかもお顔が一人ずつ、全部違う…。モデルがいたということですよね。
こんなお顔の人、実際にいそうじゃないですか。その辺に。
ねね?どっかで見たことあるような、見覚えのあるような人がちらほら…。
リアリティありすぎ…。
お墓の副葬品と言えば、
こんなのとか、
こんなので十分じゃないですか?!・・・だめ?
それにしても、「権力者」というものが考えることの凄まじさには圧倒されます。
自分が死ぬにあたって、こんなにも「ものすごい」こと、「大変な」ことを、「やれ!」と命じるメンタリティーって、
その情熱って、
一体どこから来るのでしょう。
「いや、もういいです…。迷惑だし、お金もかかるし…。おかまいなく…。生きてる人を大切にしてね。ね?」
なーんて考えたりしないのかしら?
もちろん、死後の世界が現世と同じく存在していると信じられていた時代のことですから、あの世でも皇帝として君臨したいと思ったのかもしれませんけれども、
また、当時は皇帝陵の建築そのものが、ある種公共事業の様相を呈していたのかもしれませんが、
そうだとしても、その情熱と業の深さには驚愕の他ありません…。
ものすごく精巧に、写実的に作られた兵馬俑は一体ずつ、表情も違います。
幼さの残る若き立射俑は弓矢が飛んでいくであろう遠くを見つめ、
美丈夫の将軍俑は口元に柔和なほほえみを浮かべ、
歩兵俑は今、戦いに臨むかのように厳しい表情をしています。
この俑の、ひとつずつにモデルがいて、数千年前にはこの世に実際に存在していたのだと思うと気が遠くなるような思いがしました。
史上初めて中国全土を統一した始皇帝ならば、彼らのすべてを文字通り殉死させることも可能だったかもしれないことを思うと、
「人形でいいよ…。」
と言った始皇帝は、案外やさしい人であったのかもしれません。
また、こうして俑となって時を超え、海を越えてきた若者たちは、
始皇帝陵を未完のまま、ついに完成させることができなかった始皇帝よりも、
ある意味幸福なのかもしれないなあと思ったのでした。
陵墓の中では、すべての兵馬俑が東を向いているのだとか。
彼らの目に、東の国の我々はどう見えているのでしょうね。
おまけ。
若き立射俑。
一番のお気に入りです♡
初めてのバザー。
先日、生まれて初めて、
「バザーへの出品協力のお願い」
っていうのを経験しました。
友人に頼まれて、バザー用品の製作を手伝ったりしたことはありましたが、私自身が所属している組織や団体は、バザーとはまったく無縁でしたので、
「バザーをするので、ご家庭の不用品や手作りの品物を寄付してください」
の依頼を受けたことは、これまで皆無だったのです。
なので、正直なところ、内心では、
「いまどきバザーなんて死語でしょー。誰がやってるんだろう?」
なんて思っておりました。
だって、景気は長らく低迷、無駄使いも浪費も過去の遺物、世の中ミニマリストが大流行り、
家庭内に「他の人が欲しくなるような不用品」なんて、さほど量があるようには思えませんでしたから。
で、我が家を見回してみましても・・・。
「バザーに出せるようなものはない。」のです。
どうでもいいガラクタばっかり!
仕方がないので、何かを作って出そうと思い、最近はヒマを見つけては、せっせとバザー用品を作っていました。
こんなの。
「洗剤がいらない」っていうエコたわしです。
アクリル100パーセントの毛糸で編むのですが、これが意外に優れものです。
油でギトギトのフライパンなどは、さすがに紙などで拭いたり、洗剤を必要としますが、一般的な和食の食事のあとの食器くらいなら、このタワシだと本当に洗剤を必要としません。
気分が乗ってきたので…
ドイリー型とか、
薔薇バージョンなども作ってみました。
食器洗いばかりでなく、網戸の掃除なんかにも使えます。洗面所やお風呂のお掃除にも。
ホコリ取りとしても優れているので、パソコン周りや車内でも使えます。
もっと気分が乗ってきたので、
猫の手タワシなんかも。
中に手を入れて食器を洗えます。
ちょっとだけ食器洗いが楽しくなるかも。
いえ、ウソです、何をやっても食器洗いは楽しくなりません…少なくとも私は。とほほ。
エコたわしって、使って「捨てる」物ですから、後に残らないのがいいですね。
石鹸やタオルと同じく、バザーに出品するには最適な気がします。
・・・売れ残りませんように。
おまけ。
ずっとエコたわしばかり編んでいたら、ちょっと飽きがきてしまいまして。
私の悪いところですが、違うことに手を出したくなります。
で、今回は、「かめさん」。
知り合いに見せたら、「テントウムシみたいなカメ」と言われました。
・・・カメですっ!
でもちょっと甲羅がさみしいような気がしたので、
クローバーを乗っけてみたり…
お花を乗っけたり…
リボンを乗せたり…。
だんだん、どれがいいかわからなくなってきたので…。
全乗せとか・・・♡
わかってるんですっ!
こうやって遊んでばっかりいるから、持ち帰りのお仕事がさっぱり進まないんだって!
バザー用のエコたわしも紙袋いっぱいになったので、
週末はお仕事にも真面目に取り組みたいと思います…イヤだけど。
ちなみに・・・
真っ赤なカメさんから連想されるやさしいカメキチさんのブログはこちら。
生きることの「味わい」とか「醍醐味」、
あるいは正しく「怒る」こととか真の「礼儀正しさ」とか、
そういう大切なことをたくさん教えてもらえる、素敵な場所です。
いつかカメキチさんのように、私もやさしい人間になりたいなあ、と
机の上の赤いカメさんを見るたびに思います。