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3年越しのオチ?

 

フランス人・Nと「森」で知り合ったとき、

 

彼は無職でした。

 

大学卒業後、運輸会社に勤務していたらしいのですが、

 

 

N「仕事に情熱を持てなくなって」

 

退職したのだとか。

 

 

N「ボクはもっと、クリエイティブな仕事がしたいんだ」

 

 

ふむふむ。

 

なにをもってクリエイティブというのか、よくわかりませんが、

 

私が口を出すことでもないので黙っていると、

 

 

N「わかってるよ、日本人はハードワーカーだし、

三十路を越えて無職の人間のことを奇妙に感じるってことは。

でも、フランスでは別に珍しいことじゃないんだ、よくあることなんだよ。」

 

 

 

なるほどね。

 

彼がそれでいいなら、私がどうこういう筋合いの問題ではありません。

 

 

で、

 

知り合ってからずっと、

 

約二年半の間、彼は

 

 

N「小説を書いてるんだ。もう800枚になったよ!」

 

・・・まだ完成してませんが、SFらしいです。

 

 

 

N「絵を描いてみたんだ。日本じゃ漫画家って生計立てられるの?」

 

・・・売れたらね・・・。

 

 

 

N「ボク、ピアノ弾けるから、ミュージックビデオ作ってみたんだよ!」

 

・・・うんうん。片手でも、「弾いてる」よね。確かに。

 

 

 

N「写真撮ったんだよ!どう?」

 

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 ・・・うん、すごくステキ。でも、ごめんなさい、写真に詳しくなくて。

・・・景色がきれいってのは、よくわかるわ・・・。

 

 

 

 

・・・という感じの、

 

「クリエイティブな」生活を満喫していました。

 

 

 

 

でも。

 

 

人生とは意外に長くて、

 

ずっとこのまま、ではいられなかったのでしょう。

 

 

先日、Nは再就職することになりました。

 

どんな会社?と聞くと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

N「運輸会社。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・おもしろすぎる。

 

 

 

 

オチを言うまで約二年半。

 

三年越しのオチ・・・。

 

気が長いにも程があります。

 

 

 

もちろん彼は大まじめ。

 

別に冗談でこの二年半を過ごしたわけではないとわかってはいるのですが、

 

彼が「運輸会社」と言ったとき、

 

どうしても、

 

吹き出さずにはいられませんでした。

 

ごめんね、N。ふふ。

 

 

 

でも、できれば彼には、

 

「どこかで待っている人に、なにかを届ける」

 

仕事のすばらしさを、今度こそわかってほしいものです。

 

それだって、とっても「クリエイティブ」な仕事だと、

 

マミーはほんとに思いますもの。

 

 

 

 で、ここまでが前置き。

 

 

え?相変わらず長いって?

 

 

いやいやNのオチに比べたら、私の前置きなんて短いものです!

 

 

 

 でね。

 

・・・Nを見ていて思ったんです。

 

日本人は本当に働き過ぎなんじゃないかって。

 

 

 

長時間労働

 

サービス残業

 

そして過労による鬱病過労死

 

 

 

病気を抱えているのに、

 

さらに自分を追い込んでしまう人たち。

 

 

生活のことを考えて焦る気持ち、もちろんわかります。

 

 

 

でもたまには、ほら、

 

気を楽にすることも大切なんじゃないかしら。

 

 

Nなんて、別に病気でも鬱病でもないんですよ?(←皮肉じゃないですよ!)

 

 

彼にもし今、

 

あの二年半はあなたにとって何だったの?

 

と聞いたとしても、

 

別に遊んでたわけじゃないし!

 

と言うに違いありません。

 

一点の曇りもなく。(←すごい・・・皮肉じゃないですよ!)

 

 

一見、回り道や、遠回りに見えたとしても、

 

最後に幸せになれたなら

 

それはそれでいい思い出です。

 

 

無理をしすぎず、

 

焦りすぎず。

 

 

 

少し、いいかげんに見えるフランス人。

(全員そうだと言ってるわけじゃないんですよ?)

 

だけど、そのいいかげんさに、

 

見習うべきところも

 

少しは

 

あるんじゃないかしら、と

 

Nから教わった気がします。

 

 

 

 

てことで、

 

なにか悩んで辛い時は、

 

Nのことを思い出してみてくださいね。 

 

きっと、気が楽になると思うんです。

 

だってマミー自身がそうなんですもの!

 

 

 

(たぶん一生読むことはないと思いますが、

 月に別の政府があって、地球軍と戦うっていう彼のSF小説、

 ・・・どっかで聞いたことがあるような気もしますが、

 一度読んでみたかったな、と思います。

 皮肉じゃないですよ!ふふ。)