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読み聞かせ 私の「One Book One OSAKA」

 

 

以前、小学校で「絵本の読み聞かせ」をしているとお話ししたことがあります。 

 

mamichansan.hatenablog.com

 

これね。

 

 

 子どもたちに絵本を。

 

 

「読み聞かせ」の他にも図書室の開館時間をのばしたり、

 

傷んだ本の補修をしたり、

 

書架をわかりやすく整頓したり。

 

 

「子どもたちを本好きにするため」に

 

 

大人たちは手を変え品を変え、

 

なかなか一生懸命なのです。

 

 

 

その一環でしょうか、

 

大阪市では

 

「One Book One OSAKA」

 

っていうのをやってます、毎年。

 

 

 「みんなでえらぶ大阪市の1さつのえほん」

 

 

アンケートで好きな絵本を募って1位を決めるってことなんですが、

 

2009年から事業が始まり、

 

結果。

 

第一回 「はらぺこあおむし

第二回 「ぐりとぐら

第三回 「おまえうまそうだな」

第四回 「100かいだてのいえ」

 

 

 

大阪市民であろうがなかろうが

 

誰でも参加できるので

 

一回目は私もアンケート、出しました。

 

 

でも。

 

でもですね。

 

結果を見て思ったんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪、関係ないやん。

 

 

全然!

 

 

 

 って。

 

 

 

これまでに選ばれた4冊の絵本、

どれもこれも名作揃い。

単なる「好きな絵本」ランキングならわかるんですけども。

Osakaって銘打つ意味、あるんでしょうか?

そこだけ気になってます。ずっと。

 

 

で、

 

誰も聞いてませんけど、

 

聞かれてもないけど、

 

マミーの

 

「大阪生まれでよかったと思う絵本」

 

行きます!!!

 

 

1.「ぼちぼちいこか」

作: マイク・セイラー絵: ロバート・グロスマン訳: 今江 祥智出版社: 偕成社

 

将来の夢を考えるカバくん。

なにをやってもうまくいきません・・・。

彼の考える究極の解決策とは・・・?

 

大阪弁の持つ「まろやかさ」が絶妙な1冊。

英語の原作と読み比べると、

翻訳者の活躍がどれだけ大きいか

考えさせられる一冊でもあります。

 

 

2.「どこいったん」 

作:ジョン・クラッセン  訳:長谷川 義史  出版社:クレヨンハウス

 

行方不明の帽子を探すクマさん。

誰に聞いても知らないと言われるばかり。

でもでも、ほら、そこ。ウサギさんの頭の上に・・・。

 

読んだ後、うっすらコワくなってしまうお話し。

読んでいる最中、わくわく顔の子どもたちが、

最後のページで、

なんだか神妙な顔つきに変わってしまう、

その瞬間が大好きです。

提示されない答えの前に放り出されて

少し不安な気持ちになる・・・。

わかりやすい答えを求めがちな子どもたちには

とても有意義な1冊だと思います。

すばらしい絵本なのに、

なんでわざわざ大阪弁?読みにくいのよ!

って、一部から不平たらたらな1冊でもあります。ふふ。

 

 

3.「ほげちゃん」

作:やぎ たみこ  出版社:偕成社

 

ありふれた日常の一コマ。

でもそこには「ほげちゃん」が。

不思議なぬいぐるみ「ほげちゃん」の

ある一日の大騒動。

 

この1冊は、はっきり言って

大阪とはなんの関係もないかも。

でも「起承転結」の「転」の部分。

そこに至ると、子どもたちの頭上に、はっきりと、

「ピコーン!!!」のマークが浮かびます。

そこからの子どもたちの

瞳のキラキラは、

いつもとても印象的です。

大人でもこの「転」の展開に驚きですから、

無理もありません。

将来日本の「お笑い界」を担って立つ(!?)大阪の子どもたちにぴったりの1冊。

 

 

4.「はせがわくんきらいや」 

作・絵:長谷川 集平  出版社:復刊ドットコム  

 

森永ヒ素ミルク事件の被害者である作者が

友人の立場から自らの幼少期をふりかえった1冊。

 

ヒ素入りミルクのせいで障害を負った「はせがわくん」。

どうやっても同級生と同じような生活はできません。

友人たちのとまどい、いらだち。

「きらいや」と言ってしまう子どもの残酷さ。

でも「きらいや」と言いつつ、彼らは

「はせがわくん」との繋がりを

絶とうとはしません。

「きらいや」・・・その言葉の裏側に、

「ともだちのことが気になって気になって仕方がない」という

言葉足らずのやさしさが滲んでいます。

真の共生とは何か。

考えさせられる1冊です。高学年向け。

 

 

 

・・・なんだか結局、有名どころに落ち着いてしまったような。

 

でも、どれもすばらしい絵本ですから、

 

未読の方がいらっしゃればぜひ。

 

特に関西在住の方は大阪弁フル稼働。

 

イントネーションまで完璧♡って喜びに浸れること間違いなしです!

(←そんな喜びが必要かどうかはさておき、ね。)

 

 

最後に。

 

読み聞かせのボランティアなんてやっているからでしょうか、

 

時々、

 

「うちの子、本を読まないんです!」

 

って、真剣に詰め寄られることがあります。

 

 

いや、私も、大概、いいかげんに、というか

 

ゆるゆるでやってるボランティアなので、

 

そう言われても困るのですが、

 

あまりにも真摯で一生懸命な

 

お母さまたちの顔を見ると

 

「ああ、なんと、親というもののありがたいことか。」

 

と、まったく違うことを考えて

 

しばらく呆然としてしまいます。

 

 

で、そんなときは、いつも

 

「嫌いならべつに、本なんか読まなくってもいいんですよ」

 

ってお答えしています。

 

 読め読め、ってプレッシャーで、

 

世のお母さまたちをさらに追い詰めるような

 

今のメディアの在り方に

 

私はどうしても賛同できません。(自分たちが儲けたいだけなんじゃないのーって思うことすらあります。ほほ。)

 

 

 

 

何度生まれ変わっても、

 

私自身は、

 

かたわらに「本のある生活」を選ぶと思いますが、

 

でも、本を読まなかったからといって、

 

それだけで人生が失敗するなんてことは

 

絶対にありません。

 

 

(それでも「どちらかと言えば」本を読んだ方がいいですよ、

っていう理由はもちろん持っています。

長くなるので割愛。てへ。)

 

 

 

でも、まずは、

 

本も絵本も楽しみましょう。

 

誰よりも、世のお母さまやお父さまご自身が。

 

 

子どもたちの教育のため、とか

 

学力向上のため、とか

 

そんな理由は蹴っ飛ばして、

 

ただただ楽しみのために。

 

ページをめくったその先の、

 

物語を味わう愉悦のために。

 

 

 

おまけ。

 

大阪生まれでよかった、の反対。

 

大阪生まれが悔しくなる絵本を1冊。 

 

 

「給食番長」 

作・絵:よしながこうたく  出版社:好学社  

 

全編、博多弁。

なんと標準語訳つき!

 

一度、博多出身者に読んでもらったら、

あまりのイントネーションの違いに卒倒しそうになりました。

でもめげずに読みますよ!

とってもおもしろいんだもの・・・。

大阪の子どもたちも大好きです。

 

 

長くなってしまいました。

コメント等、ご無理なさらないでくださいね。

画面をスクロールするのだけでも大変!

読んでくださってありがとうございました。