嫁もいろいろ、姑もいろいろ。

みなさま、こんばんは。

日本全国台風の季節、お天気が気になる毎日ですが、みなさまにおかれましては益々ご活躍のことと拝察しております。

 

今日はいつの時代もホットで古くならないお話し、嫁と姑のお話しなんかをしてみたいと思います。

 

姑。

もちろん私にも存在しています。一応結婚してますものね。

でも、新幹線で3時間の距離の夫の実家では、私たち夫婦の結婚前から、夫の妹一家が同居しておりますので、私は実に「気楽な嫁」をさせていただいております。

近所に住んでいるわけではないので、頻繁に会うわけではありませんが、

この姑がちょっとおかしい・・・

というか「かなり」おかしい。

普通ならツッコミまくり、こんなおかしい人はほっとけない!と思うところなのですが、そこは嫁と姑の関係、どうにも遠慮が先に立って、言いたいことも言えない状態になってしまい、ストレスがどんどん溜まっていくのです。

例えば、我が家の夫は忘れ物大魔神なわけですが、

 

mamichansan.hatenablog.com

 

義母もまた夫に負けないほどの忘れ物大魔神なのでして。

ですから、たまに我が家に義母が滞在したときなんかは、帰り際に聞くじゃないですか、

「忘れ物、ありませんか?」

って。

そしたら義母、

 

「マミーさん。忘れ物はね、気づいた時に初めて「忘れ物になる」のよ。

私は今、なんか忘れてたとしても気づいてないし。

だから、今の段階の私に忘れ物はない!」

 

・・・どんな理屈だーっ!?

 

と驚愕しつつ、夫の忘れ物癖を思い出し、

 

「原因はここかー!!!」

 

と叫びたいのをぐっとこらえ、

「これが赤の他人だったら、絶対ツッコミまくって大笑いするのに!」(←実は笑ってる場合ではない)と思いつつ、それができないことに一人悶絶する思いで義母を見送るのです。

 

で、夫には、私たちよりもずっと早くに結婚した妹がいるのですが、

その結婚式での姑のエピソードがすごい。

 

披露宴で始まったカラオケ。

普通は新郎新婦のお友だちが歌ったりするものだと思うのですが、カラオケ大好きな義母がそこで大人しくしているわけは、もちろんないのでありまして。

歌ったのですって。

新婦の母が。

一番に。

 

曲は島倉千代子、「人生いろいろ」。

 

人生、いろいろ~♪

う、うん、まあね・・・

 

男も~いろいろ~♪

え?そ、そう・・・かな・・・?

 

女だ~って、い~ろいろ、

咲きみだれ~るの~♪

 

 

・・・・・・。

 

 

ぜーったいあかんと思うよ?!

 

夫の親族側はほとんどが大阪人なので、こんな時でもやんやの喝采だったようですが(←あかん)、他府県民ばかりの新郎側の反応は実に「ビミョー」なもので、

 

夫「みんなぽっか~ん、としてはった。だってたとえ大阪であっても、そんなんありえへんやん?(←確かに前代未聞。)

なんとも表現のしようがない空気やった!」

 

まだ夫との交際も始まっていなかったので、私はもちろんこの披露宴には参加していないのですが、その場にいたら、確実に他人のフリをしたと思います。(そして無責任に笑っていたと思います。←大阪人のひとり)

 

「どうしてそんな曲をチョイスしたの?」

 

と聞く私に夫が言いました。

 

「十八番やったんちゃう?」

 

・・・あ、そう。

 

そんな曲に送り出された義妹はでも、その後かわいい娘にも恵まれて、幸せな人生を歩んで来たと思います。

その義妹夫婦のひとり娘が、このほど結婚すると報告がありました。

現代っ子らしく、結婚式は挙げないんだとか。

 

道を歩けば誰もがふり返るほどの美人に成長した姪っ子のウエディングドレス姿を見られないのは残念な気もしましたが、披露宴で姑が今度は何を歌うのか?!と想像すると、姪の選択も、

 

「ま、賢明な判断かもね。」

 

とこっそり思ったことは、私だけの秘密です。ほほほ。