夫に腹立つ。その3。

みなさま、おはようございます。

最近、当ブログでは、めずらしくも夫を「褒める」内容が続いておりますが、

先日、それを読んでいた夫が言いました。

 

「わかった!持ち上げてから落とす作戦やな!」

 

・・・なんという被害妄想。

 

別にそんなつもりは、

全く!

全然!

毛筋ほども!

なかったというのに(←3回くりかえすと嘘っぽくなるという好例)、夫を落とす話夫に言いたい苦情はた~くさんあるので、今日は我が家の夫にだけ耳の痛いお話。

 

私の夫はそもそも「こだわり」というものが極端に少ない人で、私が夫との結婚を決めたのも、そこが長所と映ったからです。

 

男性をかっこよく見せる雑誌なんかには「こだわりのある男」とか「大人のオトコ、こだわりの○○。」なんて見出しが躍っているのをよく見かけますから、私の夫選びの基準はちょっと奇異に感じられるかもしれませんけれど、この「こだわり」ってやつね、特に男性の。夫婦として一緒に暮らす場合、これほど「めんどくさい」ものってない、って私は思うのです。

お食事は必ずおかずが何品ないとダメだとか、アイロンのかけ方がどうのとか。

あとコレクション癖が強いとか。

私自身が何かに強いこだわりがあるわけではなく、ブランド物にもお洋服にも興味を持てない性格なので、夫となる人がそんなタイプだったとしたらきっとうまくいかないだろうなあとずっと考えていました。

「○○でないとダメ」とか「□□しか受けつけない」とか、あるいは自分の周りを自分の好きなもの、心地いいもので埋め尽くしておきたいとか、そういうこだわり傾向が強い人って、恋愛感情から覚めて、ふと気がついたときに、たまらなく「幼く」感じられるものだと思うのです。

例えていうなら、「スヌーピー」に出てくるライナス少年みたいだな、って。

 

まあそういう人も、かわいいと思えないこともないけれど、でもそれもあくまで自分が出産するまでの話。

いざ自分が出産してみると、そりゃ赤ちゃんの方がかわいいですものね。丸っちいし、やわらかいし、ミルクの匂いとかするし。

で、夫を見てふと気づく。

「あ、この人、私が産んだわけじゃない!しかももう大人やん!」って。

 

で、どうして夫のお世話までしないといけないの~!自分のことは自分でやって!の不満が募るようになるわけですが、そういう不満を感じているときに、「ああしろ、こうしろ」の要求をいっぱいされると、夫婦関係ってあっという間にこじれてしまうような気がします。

 

我が家の夫はたとえ私がお部屋の模様替えをしたとしても気がつかないくらいですし、鞄はモノが入ればいい、靴は歩きやすければいい、一事が万事、そんな感じなので、まさに私の理想通り、なんの不満もないはずなんです、そのはずなんですが・・・。

 

あるとき、ママ友のひとりがこんなことを言ったのです。

 

「好きな車と好きな女性のタイプはリンクするらしいよ」って。

 

ふ~ん。

なるほど。

 

夫の性格からして、イヤ~な予感しかしませんが、家に帰って聞いてみました。

「どんな車が好き?」って。

 

そうしたら。

 

夫「故障が少なくて、荷物がいっぱい積めて順調に走れば十分やねん、車なんか。」

 

へー。

 

びみょー。

 

まあね。

そこまではしょうがないですよね。

だって、そういう人だとわかってて、そこがいいんだと思って結婚したんだし。

でも、でもね。

 

「・・・車の好みと女性の好みって似てるらしいよ。」

 

って言った後の夫の返事。

慌てまくって、フォローしようとしたんでしょうけれど、

 

 

「見た目じゃなくて、性能重視ってことやで!」

 

って。

 

 

フォローになってへんし!

 

もうほんと、デリカシーのかけらもないわー。ってむかっときたのですが、おもしろいので「ははは」と笑っておきました。

 

大阪生まれだけど九州育ちの夫は、二言目には、

「なんでもおもしろいかおもしろくないかで判断するのが大阪人の悪いところ」

って言いますけれど、実のところ、その判断基準のおかげで一番得をしている(←命拾いとも言う)のは夫ではないかと思う今日この頃です。

 

おまけ。

新作。

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カモミールとラベンダー。

 

完成したのを横から見た夫が言いました。

 

「菊となすび?」

 

 

・・・あ゛?

 

まあ、お盆も近づいてるしね・・・

 

って。

 

なんっっでやねん!

 

 

腹立つなあ、もう。