出産祝いに最適!絵本「もこもこもこ」の威力。

最近、本屋さんや図書館に行くと、当たり前のように

「赤ちゃんのための本」

ってコーナーを見かけます。

 

それを見ると、時代も変わったなーってしみじみしちゃいます。

私が子育て真っ最中だったころは、赤ちゃん用の絵本が出回り始めたばかりのころで、まだ一般的とは言えない時期でした。

 

かくいう私も、赤ちゃん用の絵本なんて、まったく知りませんでしたし、妊娠中にそろえたベビーグッズの中にも、もちろん絵本は入っていませんでした。

 

そんな私が赤ちゃん用の絵本に出会ったのは、娘が生後2か月のころ。

学生時代の友人が出産祝いにと、赤ちゃん用の絵本を大量に送ってくれたのがきっかけでした。

 

今でもそのラインナップは忘れられません。

 

「もこもこもこ」

「いないいないばあ」

「くだもの」

「かおかおどんなかお」

ブルーナの0歳からの本」

「おててがでたよ」

 

正直に言うと、友人からのギフトが届いたときには、

「赤ちゃんに絵本?早すぎでは?」

と思いました。

だって、娘はまだ目が開いたばかり。確かに新生児のころよりは、1点を見つめることができているような感じではありましたが、絵本を見て何かを理解できるとはまったく思えませんでした。

そのころの娘は赤ちゃん用のおもちゃに対しても反応が薄く、たとえばガラガラを振って見せても、オルゴールつき赤ちゃんメリーを使ってみても、

 

「ふーん。・・・で?」

とか、

「へえ・・・だから?」

 

といった調子で、強い執着を見せるのはおっぱいに対してだけ・・・

とても絵本に興味を持つとは考えられませんでした。

でも。

半信半疑のまま、ある絵本を見せたとき、娘の反応に劇的な変化があったのです。

 

それが、谷川俊太郎作、「もこもこもこ」。

「谷川俊太郎 もこもこもこ」の画像検索結果

この絵本を見たとき、娘はそれまでとは全く違う反応を見せました。

 

「ふが!?」・・・「なにそれっ!?」

「んんんが!」・・・「こっちに貸して!」

「ふむ、ふむむー!?」・・・「めくって!次!どうなってんのー?!」

 

日本語どころか、ちゃんとした言語でもないのに、それでもこんなに明瞭に娘の言いたいことが伝わって来るなんてって、すっごく驚いたことを覚えています。なにより、娘が「夢中になって」「興奮している」ってことがよーくわかりました。まだ寝返りどころか、首も座っていないのに、なんとか絵本の方ににじり寄ろうとするのですもの、本当にびっくりしました。

特にお気に入りだったのはこのページ。

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この赤い「点」が気になるのか、ひたすらホジホジとひっかいていました。

今でも本を傾けると、娘の爪のあとがうっすらと残っているのを見ることができます。

 

以来私も、出産祝いを贈る時には、いつもこの絵本を添えることにしています。

受け取った友人たちも最初は私と同じように一様に、

 

「え、絵本・・・?へえええ・・・あ、ありがとうね・・・。」

 

って微妙な反応を示すのですが、3か月後にはかならず電話をかけてきて、

 

「マミー、あの絵本からは一体なにが出てるの?!」

 

とか、

 

「ねね、あの絵本みたいな本、他にも知らない?」

 

なんて言ってくるので、この「もこもこもこ」が赤ちゃんに与える影響というのは、きっとどの赤ちゃんにも共通なんだろうと思います。

 

また、どのお子さんも小学校の1年生くらいまでは喜んで見ていますから(実際小学校の図書室にも普通に置いてあります)、とても寿命の長い、コスパのいい絵本と言えると思います。

もしもこれから赤ちゃんをお迎えするご家庭や、出産祝いを贈る機会がありましたら、この絵本をぜひぜひオススメします。数ある赤ちゃん絵本の中でも別格の1冊です。

 

最近では、ブロ友の「トーコさん」が出産祝いに悩んでいらしたので、この絵本を薦めてみました。

トーコさんのお友だちの赤ちゃんも、きっとこの絵本が大好きになることでしょう。

 

 

おまけ。

 

赤ちゃんが喜ぶ絵本には、いくつかの特徴があります。

赤ちゃん用に絵本を選ぶ際には、その特徴に留意することをオススメします。

 

1.カラフルであること。

赤ちゃんはまだ目の機能が十分に発達していませんから、微妙な色合いの区別はつきません。ですからパステルカラーの淡いトーンが延々と続く絵本にはあまり興味を示しません。原色の、くっきりした色合いの絵本が赤ちゃんには最適です。

2.形が明瞭であること。

形がぼんやりとしていて、ほとんど変わらない絵本は赤ちゃんにアピールしにくいことがあります。四角、三角、丸、どの形もはっきりわかりやすい絵本の方が、赤ちゃんには見えやすく、飛びつくように喜んでくれます。

3.文字の有無は関係ない。

赤ちゃんはまだ文字の認識ができませんから、文字のあるなしは関係がありません。

絵を覆うほどたくさん字が書いてある絵本は、赤ちゃんには不向きです。

シンプルな言葉が少しだけ、の絵本を選びましょう。(読むのも楽ですしね…)

 

もうひとつおまけ。

 

最近、私が大・大・大好きなブロ友さん、トーコさんのブログはこちら。

 


トーコさんのブログを読むと、こんなにも素直でかわいらしいお嬢さんが今の世にもいるんだなあ、としみじみ感動してしまいます。

聡明でありつつ、同時に素直で愛らしい。

 

こんなかわいい人と、お友だちになれるなんて(←私が一方的にお友だち認定しているわけですが)、やっぱり「はてなって素敵♡」と毎日とっても幸せです。