今年の「課題図書」、小川洋子だって!

 

先日、今年の「課題図書」が発表になりました。

 

「課題図書」に、取りたてて強い思い入れがあるわけではありませんが、

でも今年は違います。

 

なんとびっくり、今年は「小川洋子」氏の初めての絵本が課題図書に!

 

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「ボタンちゃん」小川洋子:著 岡田千晶:絵

小川洋子初の絵本。子どものころ、はじめて考えた物語。ボタンちゃんとボタンホールちゃんはふたりでひとつ。いつもなかよしです。ところがある日、ボタンちゃんをとめていた糸が切れてしまって…。

 

小学校低学年の部の課題図書ですから、5分もあれば読み終わります。

朗読しても8分くらい。

 

とても短いお話しですが、

けれど、その世界観は紛う方なく「小川洋子」なのでした。

 

どこかでひっそりと「失われる」ものたち。

そことは違う軌道上で「収集される」ものたち。

 

抗う術のない喪失と、誰かがひそやかに行っている収集とが、どこかでひっそりとバランスし、遙か彼方で水平を保ち、この世をかろうじて均衡させている・・・。

 

いつも私が勝手に「喪失と収集の作家」と呼んでいる、氏らしい絵本を手に取った時、

「ああ、やっぱり」と、

うなずくような気持ちになりました。

 

小さな女の子、アンナちゃん。

かつてアンナちゃんが愛した「ものたち」は今ではすっかり忘れられ、

お部屋の片隅で泣いています。

アンナちゃんのブラウスの「ボタンちゃん」は、彼らをそっと慰めます。

「アンナちゃんはもうこんなに大きくなったのよ、あなたのおかげね。」と。

やがて、ボタンちゃんもなかよしのボタンホールちゃんや、

忘れられたものたちと一緒に、「思い出の箱」に納められる運命です。

いつの日か、アンナちゃんにも、忘れられてしまうのでしょうーーー。

 

たくさんのものたちを愛し、愛されて子どもたちは成長します。

いずれ忘れ去ってしまうとしても、

その記憶は子どもたちの「愛する能力」を育みます。

この世の中に存在する、自分にとっての「特別な何か」を選り分け、それを大切に守り抜こうとする能力を。

 

「思い出の箱」の中の、忘れられたものたちの、ひっそりとした存在は、

だからこそ、読んでいる私の胸を何度も打たずにはいないのです。

 

私自身の中にも、「思い出の箱」があるのでしょう。

それを取り出して見ることもしない日常と、

 いずれ、私自身が誰かの「思い出の箱」に入ることになるのかもしれないという怖れ。

 

その時に、

私はこの絵本の「思い出の箱」の中のものたちと同じように、

誰かの幸福と無事を、ただつつましく祈ることができるでしょうか・・・?

 

 

小さな子どもたちに向けた、とても短い物語。

でも、とても美しく、考えさせられる物語でした。

 

そろそろ、どの書店にも、課題図書が山積みになる季節です。

お見かけになりましたら、ぜひ手に取ってみてください。

絵本のもうひとつの主役、岡田千晶氏の絵も、繊細で秀逸です。

 

 

ちなみに・・・。

 

夏休みの拷問、もとい、「読書感想文」の宿題にも、この絵本は最適ではないかと思われます。

 

低学年のお子さまだと、なかなか自力で読書感想文は書きにくいものですが、

この絵本であれば、ご家族の協力、指導という名の「手出し」「口出し」がしやすいのではないかと思うのです。

 

つまり、お子さまと一緒にこの絵本を一読した後、

お子さまご自身の「思い出の箱」について、お話しなさればいいのです。

 

「あなたが小さかった頃は、この毛布がないと眠れなかったのよ。」

とか、

「この靴下じゃないとお出かけしてくれなかったのよ。」

とか。

 

あるいは、お子さまの思い出の品が、幼い弟妹の元で今も現役で使われているとか、

誰かのもとに貰われていったとか、

 

そんなエピソードを下敷きに、

 

「お母さんと話しをしているうちに、

普段は忘れてしまっているけれど、だから、目には見えないかもしれないけれど、

自分を大切に思ってくれる思い出の「何か」に、ありがとうの気持ちになりました。

これからは、自分の身のまわりのものを、もっと大切にしたいと思います。」

 

なんていう結論を導き出せばいいのです。(強引に導くのです、そこに!)

 

ほら、なんか、感想文が簡単に書ける気が!・・・しません???

 

・・・感想文なんかあるから、本がキライになるのでは?と毎年憂鬱な夏を迎えられる小学生の保護者のみなさま、お気持ち、お察しいたします。がんばってくださいね・・・。

 

 

さてさて、みなさま。

 

ずいぶんと久しぶりの更新となりました。

 

前回の更新の後、パソコンが壊れてしまい、新しいパソコンの購入に手間取りました。

そうこうしているうちに、ルーターもダメになってしまい、新調しなければ、と思ったところに食器洗浄機が壊れました・・・(←いや、食洗機はブログとはなんの関係もありませんけどね、でもね、ショックだったの・・・。すごーく。)

 

その上、同居している母が病を得て、なかなか回復しない状態が続き、

どうにも気鬱だったところに、

私自身の個人的な物思いもあって、なかなかブログに向き合う気分になれませんでした。

 

母もまだ全快とはいきませんし、

以前と同じようなペースでブログを続けていく自信はまだ持てない状態です。

 

ただ、またこうして、ここに戻って来られましたのは、

みなさまのあたたかい励ましと支えがあったからこそです。

 

どうしても、いつかみなさまにひとことお礼を、と思う気持ちが、

私を今日ここに導いてくれたのだと思います。

 

お休みしている間も、そこここに置かれたやさしいお気づかいのお言葉、

本当にありがとうございました。

 

 

また、

今回久々に家族に病人が出て、しみじみと思いました。

 

機械などは、なにがいくつ壊れたとしても、なにほどのことがあるでしょう。

健康こそが、もっとも大切で、得がたいものです。

 

暑い季節が参ります。

どうかみなさまもお身体を大切になさって、お健やかにお過ごしくださいますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

参考までに・・・今年の課題図書

 

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むずかしすぎる。

 

以前、福ふくさんに心配していただいたことがあります。

 

「お仕事再開、まずは人の名前覚えないとね!」

 

って。

 

 

思わず首をすくめるとともに、心の底から、

 

「ちゃんと名前覚えてがんばろう!」

 

って思いました。

 

 

で、それから約半年。

 

これ以上、福ふくさんにご心配かけないようにとがんばっているのですけれど。

 

やっぱり覚えられない・・・。

 

 

たいていの人はね、

 

「なんで?」

 

って思うと思うんです。

 

でもね、私が一番「なんでだろうな?」って不思議なんです、本当に。

 

 

昔から、

 

「〇組の〇〇くん」→「誰、それ」

 

「〇部の〇〇さん」→「知らへんわあ」

 

「〇事業部の〇〇さん」→「私が知ってる人?」(←なぜそれを人に聞く?)

 

を繰り返し、あげく

 

「もうっ!あんたとウワサ話すんの、めんどくさいねんっ!」

 

って言われ続けた私が、この歳になって急に人名を覚える達人になれるはずもなく、

 

なにがコワいって、職場のウワサ話ほどコワいものはありません。

 

 

で、先日。

 

急に職場の若い男性から話しかけられまして。

 

なんの話かと思ったら、

 

 

「ねえねえ、マミーさん、Mってかっこよくないっすか?」

 

 

・・・こういうの、一番困ります。

 

 そもそもMって誰?

 

 

「ほらほら、〇〇室のM!」

 

 

・・・わかった!!〇〇室の人!!

 超!イケメン!知ってる!

(名前、Mっていうんだ!初耳!←あかん。)

 

Mさん=俳優さんのように甘いマスク、高身長、長ーい足(←シークレットブーツでないのは確認済み)、スーツの似合う痩身、おまけに親切、その上、低音のものすごい美声の持ち主。

 

「ハンサムだし、声が!いいですよね!」

 

って答えたら、

 

「そうなんっすよー!あの声!反則ですよねー。あの声で口説かれたら、ねー。

あれで俺より年下なんっすよー」

 

・・・このあたりで、そろそろマミーの頭の中では黄色信号が点滅し出します。

 

だってね、職場には、かっこいいなって思う人が他にもいっぱいいるんですもの。

 

Mさん以外にも、あの人が、この人が、って話が広がっていったら確実についていけないし、

またまた「誰?誰?」問答が始まって相手をげんなりさせてしまいます。

 

どうしようかな、と思ってふと気づく。

 

今、私の目の前で、Mさんのかっこよさを力説してる彼ね、

 

これがまた、すごいイケメンなわけです。水嶋ヒロさんみたいな。

 

「端正」がスーツを着て、その辺をウロウロしてるMさんに比べたら、ちょっと「チャラい」感じではあるけど、でもファッション雑誌のモデルさんのようなカッコよさ。

 

でね、マミーは考えたんです。

 

・・・ここは「あなたもかっこいいですよ!」と話をふって、そこで話を打ち切ればいいのでは?我ながら名案!

 

 

そう考えてから、また気づく。

 

 

「この人、だれ?」(←絶対あかん)

 

 

ううーん。

 

仕方がないので、両の手のひらを相手の方に向けて、

 

「同じようにかっこいいじゃないですか。」

 

って言いますと、目の前のイケメンさんは、

 

「いやあ、俺なんか!ぜんぜん~!」

 

と言いながらどっかに行ってくれました。

 

私の作戦は功を奏した!と思うのですが、ちっとも勝った気がしない・・・。

 

一体いつまでこんな綱渡りが続くのだろうと、ちょっと憂鬱な毎日です。(←いや、名前覚えればいいことなんですけどね、わかってますけどね・・・。)

 

 

それに比べると「はてな」はいいですね。

 

なにしろ「アイコン」があります。

 

名前だけよりも視覚に訴えるものがあるし、

どのアイコンからも、その人の為人がなんとなく思い起こされて覚えやすい!

(実生活でも「アイコン着用義務法令」とかできてほしいと、わりと本気で思ってます。)

 

 

でも先日、ちょっと意外なアイコンの持ち主を発見しました。

 

 

「ノンフィクションのうさぎ」さん。

 

最初は若い女性かと思いました。

 

だって「うさぎ」さんですものね。

 

それになんだか儚げでかわいらしいアイコン。

 

きっとおいしい食べ物、お洒落なカフェ、そんな情報でいっぱいのブログなんだろうなと思って訪問させていただいたら、

就活中の男子大学生さんでした・・・(若いってことだけしか合ってない・・・)

 

でもこれがねえ、とにかくすごくおもしろい!!!

 

すべての記事を一気読み!で、大爆笑。(持ち帰りの仕事がはかどらないったら!)

 

(後で鏡を見たらお化粧が落ちてて、自分で自分の顔を見て「ぎょっ!」ってなりました・・・。泣きすぎてお化粧が落ちるってわかるけど、笑いすぎてお化粧が落ちるって・・・色気もなにもあったもんじゃないなあ、と思いつつ、めんどくさいのでそのままお風呂に入り、髪を洗いつつ、またうさぎさんのブログを思い出して「はははっ!」って笑いました。

あ、念のため、あらかじめ申し上げますが、「マミーさんって厚化粧なの?」なんて身も蓋もない質問は受け付けておりません。あしからず。)

 

こういう「笑い」好きだなあ。

 

とりあえず、夫には激推し済み。

 

 ファン1号目、私だとうれしいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファスナーってめんどう。

 

このところ、ずっと「テントウムシ」を編み続ける日々だったのですが、

 

私の悪いクセでしょうか。

 

時々、集中力が切れて、別のことがしたくなります。

 

 

本を読んでるときなんかも、

 

途中で別の本に手を出したりって、ありません?

 

で、ストーリーが混乱したり。

 

・・・私だけかな?

 

 

で、赤と黒、ときどき緑、な光景に飽きると、

 

せっせと別のことをしておりました。

 

 

まずは「余り布」の消費。バッグ作り。

 

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ミニボストンバッグ。

 

ちょっとそこまで、のお買い物用に、

財布とスマホが入るバッグがあればいいな、と作ったのですが、これがねえ、

大失敗・・・。

 

とにかく「ファスナーの開閉」がめんどくさい・・・。

 

玄関の鍵をかけて、その鍵をしまうためにファスナーを開けるって段階ですでに面倒・・・。

 

スーパーで、コンビニで、郵便局で、銀行で、って、

 

「いったい何回ファスナー開けなきゃいけないの?きぃっ!」

 

ってなりまして。

 

おまけに、人生で2度目の「ドクターイエロー

 

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こんなの。(画像はネットからお借りしました)

 

これが目の前を走って行ったので、写真、写真!とスマホを出そうとしたら、

 

ファスナーに阻止されました・・・。がっくし・・・。

(そもそもとろくさいので、ファスナーがなくても間に合わなかっただろうと思うけども。)

 

せっかくの「ドクターイエロー」だったのに・・・。

鉄道好きじゃないけど、見ればラッキーなことがあるってウワサの「ドクターイエロー」だけは特別なのにぃ・・・。

 

で、やっぱり、「ちょっとそこまで」のお出かけには、

 

「ファスナーなんかいらないんだー!トートバッグで充分なんだー!」

 

と実感しました。

 

で、作ってみました。

 

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こちらも余り布で。

 

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ファスナー無しで開閉楽ちん♡

目下、ストレスも皆無です♪

 

で、勢いのあるうちに、とこちらも余り布で。

 

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高校生のサブバッグにいいんじゃないかな、と作りました。

 

両手が空くように、ショルダーになってますけど、

 

肩紐をバッグの中に入れて、飾りテープを手提げにできるので、

 

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授業中は、こんな風に手提げ部分で、机の横に掛けておくことができます。

 

開閉はマグネットボタンで。ワンタッチで楽ちんです。

 

・・・”うちぶくろ”は赤が好き・・・の法則。

 

 

あと、小学生のお子さんを持つお母さまから、

 

「白いブラウス」をかわいく、の依頼。

 

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こんなの。

 

大阪の小学校って、「標準服」を採用しているところが多いのですが、

ブラウス、シャツは白であれば自由にしていいルール。

 

普段は動きやすいように、ポロシャツってお子さんも、

たとえば、学級写真の撮影日くらいは、ちょっとだけかわいいのを、って思うお母さんたちの気持ち、すごくよくわかります。

 

で、ちょっとだけ、手を入れてみました。

 

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襟の部分に、二重レースを編みました。

あくまで「少女らしく」がコンセプト。

 

これは下手をすると依頼が殺到するので、内緒のミッション。

 

 

で、ですねえ。

 

いつもこうやって、あれこれ手を出すのが悪いってわかってるんですけども。

 

でも、こんなことやってるとね、

 

それはもう、散らかるんですよ・・・お部屋の中・・・。

 

 

よく、この方のブログをうっとり♡眺めてるんですが、

 

どうやったら手作りしつつ、こんなにキレイにセンス良く、美しいお部屋が維持できるのか、

 

目下最大の謎であります。

 

 

・・・今、ミシンのあるお部屋に入りたくないもん・・・(←片付けろよ!って意見はいりません・・・わかってるから。)

 

どっか遠くに行きたい・・・もしくは、もうひとつ、お部屋があったらなー。

 

と、つまらない妄想に明け暮れる毎日です。(←いや、掃除しようよ・・・っていう真っ当な意見もいりません。わかってるからね・・・。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テントウムシづくし

 

みなさま、こんばんは。

 

前回、「PCの調子が悪く、お休みさせていただきます」と申し上げてすぐ、九州の地震の報に接しました。

 

ニュースを見て、私の意識は、あっという間にあの「阪神淡路大震災」へ。

 

東日本大震災の時もそうでしたけれど、

 

地震のニュースには、その度に心乱されずにはいられません。

 

 

そんなとき、フランスの友人から、

 

テントウムシを編んでくれない?」

 

っていう依頼がありました。

 

 

なんでテントウムシなんだろうと聞いてみたら、

 

「ラッキーチャームなの!」

 

とのこと。

 

なるほど、なるほど。

 

で、調べてみたら、

 

テントウムシが身体にとまると、ラッキーなことがある」

 

という伝承があるらしく、

 

では、「身体に付くような」テントウムシグッズなら、なお喜ばれるのではないかと思い、色々と作ってみました。

 

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はい、久々の、「数で勝負!」作戦です・・・。

 

調子に乗って編んでたら、増える増える・・・大増殖中です。

 

 

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まずは「くるみボタン」。直径22ミリ。

刺繍が下手。中学生の頃から苦手意識は変わらず・・・。

 

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こちらはスカーフピンとブローチ。

写真がブレブレ・・・でももう包装しちゃったので写真の撮り直しはできません。(←開き直り)

 

 

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ヘアーピン。

刺し子糸で編んだクローバーにニードルフェルトのテントウムシ

刺し子糸は普通の刺繍糸よりも光沢があって、仕上がりはやわらかです。

ただ、「糸を割る」ってことはちょっと無理っぽい・・・。

 

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ヘアゴム。

ジュエリービーズなるものが自宅にあって、使ってみました。

クローバーが朝露に濡れてるイメージ。

 

 

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ストラップ。

作ってから気づく・・・フランス人って、ストラップ使う???

ま、まあいい、バッグチャームとして使えないこともない・・・はず・・・

 

 

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こちらもストラップ。

きのこもラッキーチャームと何かで読んで作ってみたのですが、

友人に

「それは知らない」

とばっさり言われて慌ててテントウムシを付け足しました。

 

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こちらは・・・「身につける」って物ではないけれど、

本好きな友人のために、しおりを。

コインもラッキーチャームだそうで、では日本の硬貨も喜んでもらえるのではないかと思いました。

5円玉自体が日本では「ご縁」に通じて、縁起がいいと言われてますものね。

友人とのご縁に感謝して。

 

 

私が何かを黙々と、ただひたすらに作るのは、

 

精神的にあまりよくないときと決まっています。

 

 

何かを忘れたいときや、考えたくない時などに、

 

こうしてやたらと「何かを」作ってます。

 

東日本大震災の時は、

 

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このくるみボタンが大量に増えました。(方々配ったけど、まだ残ってた!)

 

「なにも考えず、黙々と手を動かす」って、ほんとは心の安定にすごく役に立つんじゃないかと思うときがあります。(お掃除なんかもいいですよね。やってないけど・・・)

 

今回は友人が「お題」を与えてくれたおかげで、

 

暗鬱な気分を乗り越えることができた気がします。

 

 

幸運の象徴、テントウムシとクローバー。

 

 

九州にも、どうか幸運がもたらされますように。

 

 

この熱さは一体?

 

先日、やっとムーミン谷が完成しました。

 

正直なところ、

 

本屋さんでムーミンあみぐるみの本にひとめ惚れして購入した時は、

 

ムーミンさえ編めれば納得!」

 

なノリだったのですが、

 

こちらにムーミンの写真をUPした後、

 

リアル友人からメールが来て、事情が一変しました。

 

 

友人「マミー、全部編んで!全部うちに送って!」

 

 

ぜ、ぜ、全部?

 

まだムーミンしか編んでないのに?

 

 

 

友人「うん、全部!全キャラ分ね!全部ほしいの!」

 

 

ううーん。

 

ど、どうだろう、って思いました。

 

正直、ムーミンでさえ編むのに数日かかりましたし、

 

もっとややこしい編み図の子もいましたので・・・。

 

 

でも、結局「いいよ」と言ってしまったのは、彼女の、

 

 

友人「たとえ10年かかってもいいから!」

 

 

のひとことのせいだと思います。

 

だって、それって、

 

「10年先も、やっぱり友だちでいる」

 

ってことじゃないですか?

 

それが「うれしさ」のツボにはまってしまって、ついうっかりと、

 

「わかった」

 

って言ってしまったのでした。

 

 

で、そこからの「リトル・ミィ」・・・。

 

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笑うな。

 

他のキャラはともかく、きみは笑うな、リトル・ミィ。

 

難しかったよ、きみはね、特に。

 

 

・・・編み図通りに編めばいいとは言っても、

 

やはり細かい作業は厄介で、想像していたよりも、

 

ずっと時間がかかってしまいました。

 

 

 で、最後のキャラクター。

 

スティンキー。

 

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スティンキー「どう?」

 

 

なんだろう、この圧倒的な存在感は・・・。

 

他のキャラクターと統一性に欠けるんですが、いいんだろうか、そこは・・・。

 

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・・・やっぱりスティンキーに違和感が・・・。

 

でもこれでも編み図通りなんですよ。(←言い訳)

 

これでやっと、本の通りに、すべてのキャラクターが揃いましたのでムーミンには他にももっとキャラクターがいるけど、そこはもうツッコまないで!)

 

近々まとめて友人の元に送りたいと思います。

 

 

途中、編むのに飽きてきて、

 

中だるみや中断など、もろもろありましたが、

 

時々みなさまに見ていただくのが、何よりの励みになりました。

 

ほんとにありがとうございました。

 

 

で、関係ない話しなんですが。

 

先日、大好きなブロガー、横チンさんに「大阪でおいしいお店」を教えていただいたので、

 

ぜひそのご報告を♪

 

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 ステーキスタンド「又三郎」さん。

 

大阪市営地下鉄御堂筋線「長居」駅の近くのお店です。

 

サッカーファンにはスタジアムの方で有名でしょうか、あの「長居」です。

 

私の写真の腕がひどくて申し訳ないのですが、

 

実際にはとってもかっこいいお店でした。

 

小さいお子さんは入店できないようですが、デートなんかによさそうです。

 

 

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なんかのステーキ。忘れました・・・おいしかったです。

 

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これもなんかのステーキ・・・どこの部位だったかな・・・忘れました・・・。

 

でもすっごくおいしかった!

 

 

 

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これはタンシチュー!おいしかった!

 

 

あと、食後のコーヒーには自家製のケーキとか、

 

キャラメリゼしたクロワッサンがついてきました。

 

 

・・・写真はないよ・・・?食べちゃったんだもん・・・。

 

 

おいしいものが大好き!

 

なクセに、感想といえば、

 

「おいしかった!」か「あんまりおいしくない・・・」

 

しかない私・・・。

 

しかも、おいしそうだとすぐ食べちゃうし。

 

 

横チンさんの食レポのすごさがあらためて身に沁みます。

 

そんな横チンさんのブログはこちら。

 

東京に住んでたら、ここのお店に行けるのに!

 

な気持ちが押さえがたくなること必至。

 

中でも「楽宴」さんにはどうしても行ってみたい。絶対!

 

横チンさん、すてきなお店を教えてくださってありがとうございました。

 

(大阪に住んでるのに、東京の人に地元のおいしいお店を聞くなんて、

それってどういうこと?っていうツッコミもいりませんから!)

 

 

で、またまた関係ないのですけども、

 

最近、あるブログで、少し気になることがありました。

 

その方は教員をなさっているようなのですが、

 

学級文庫は自費で買っている」

 

っておっしゃったんです。

 

 

ちょっとショックを受けまして。

 

だって、学級文庫の費用なんて、必要経費に違いないと思うじゃないですか?

 

それを先生個人のお給料で購入させるなんて、

 

あまりにもおかしいと思ったのです。

 

 

なので、教員をしている友人や知人に、そのあたり、色々聞いてみました。

 

その答えを要約しますと・・・。

 

1.学級文庫は校費で購入している。図書室の本と同じ。

図書室の本も、学級文庫も、置いてある場所が違うだけ。

でも本の入れ替えはない。

 

2.校費で購入している。ただし図書室の本を買う予算とは別。

学級文庫充実のために消耗品などの扱いで、別枠で購入している。

当然本の入れ替えはない。

 

3.学級文庫のために本を購入することはない。学期始めに図書室から、本を学級あてにまとめて借り入れている。学期ごとに入れ替える。

 

 

とのことでした。

 

自費で購入は「当たり前」ってわけではないんだな、と

 

ちょっと安心しました。

 

 

友人「本が好きな先生の中には、好きな本を自分で買って、学級に持ち込むことはよくある。わりとよくある。

その先生は本好きで、読書活動に熱心な先生なのかもね。」

 

なるほど、なるほど。

 

中で、一件だけちょっといいな、と思ったのは、

 

大阪市の場合、大阪市図書館に依頼すれば、

学級文庫あてに児童×8冊程度の本を1学期中、ずっと借りることができる。

しかも、本は逓送便で送ってもらえて、返却も逓送便が使える」

 

ってサービスでした。

 

どこの自治体でも同じサービスがあるかどうかはわかりませんが、

 

もしここをご覧になっている教員の方がいらっしゃいましたら、

 

一度、最寄りの図書館にお問い合わせになってみてはいかがでしょう。

 

友人によれば、〇年生向けに、と依頼すれば、本も図書館で適当に選んでくださるそうで、手間いらずなんですって。

 

オススメです。

 

 

 

で、またまたまた話しは変わるんですけども。

 

我が家のパソコン、おかしくなってしまいました。

 

もう古い子で、いつガタが来てもおかしくないんですが、

 

昨日から、まともに動いてくれません。

 

たとえば、「購読中のブログ」 を見ようと思ったら、

 

 

待つ→待つ待つ

 

途中、私の「きいっ!」が10個くらい挟まります。

 

そこから他のブログに移行しようと思ったら、

 

またまた

 

待つ→待つ待つ

 

の繰り返し。

 

「読めない~!きぃっ!」

 

で、いたずらに夫を怖がらせています。

 

 

ふと思ったんですが、

 

パソコンって、賢いですよね?

 

難しい計算だってこなしちゃうし、

 

昔のことを完璧に覚えている記憶力だってある。

 

こんなにも賢いんだから、調子悪いときは自分で病院(修理屋さんとかサポートセンターとも言う)に行けばいいと思うんです!

 

 

・・・まあ、それが無理だったとしても、

 

せめて手遅れになる前に、なんらかのアピールがあってしかるべきなんじゃないかな・・・。

 

どうしようもなくなってから、

 

「もうダメー。限界。」

 

突然やってくるなんて、

 

どこの世界の肝臓よっ?!

 

って文句たらたらなわけです。今。

 

 

新しいパソコン買おうよ!

 

っていう夫と、(←夫は新しいもの好き)

 

再びまたパソコンの「使い方」に悩まされるのはまっぴらごめん、っていう私との間で、

 

微妙な綱引きの真っ最中でもあります。

 

そうこうしている間にも、特に左手の下がぐんぐん熱くなってきて、

 

なんともいやな感じです。

 

機械の上での、決定的な破局というか、破滅というか、世界の終わりが近づいてる感じ・・・(←完全な故障ですね・・・。)

 

 

しばらく、みなさまのブログに訪問できなくなると思いますが、(←これが一番の痛恨事!)

 

きわめて元気にしておりますので、

 

どうかご心配なく。

 

 

再びまた、みなさまのブログを読むことができるように、

 

(夫が)がんばります。ふふ。

 

 

 

 

(すみません、今日はコメント欄を閉じさせてください。そろそろ電源から落とさないと・・・イヤな予感しかしない!とほほ・・・。

コメントいただいた方、本当にありがとうございました。

しばらく不義理をいたしますこと、どうかご寛恕くださいませ。

 

信じられないくらい時間がかかりましたけど、横チンさんのブログを載っけることができてよかったです・・・。

でも、お腹が空くこと間違いなしですので、閲覧の際はご注意を♡) 

 

 

 

 

 

 

うれしい四がつ。再び絵本のこと。

 

先日、本棚を整理していたら、

 

懐かしい絵本が出てきました。

 

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「おひさん、あめさん」

金子みすゞ:著 森川百合香:絵

JULA出版局

 

 

今や、知らない人はいない天才童謡詩人「金子みすゞ」の詩集絵本。

 

15作品が収められています。

 

 

表紙からも推察されるように、とにかく「かわいい」1冊。

 

丁寧に再現された詩の世界に現れる、

 

元気いっぱいな女の子の表情がとてもまぶしい絵本です。

 

 

お気に入りは「四がつ」

 

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「四がつ」

 

あたらしい ごほん、

あたらしい かばんに。

 

あたらしい はっぱ、

あたらしい えだに。

 

あたらしい おひさま、

あたらしい そらに。

 

あたらしい 四がつ、

うれしい 四がつ。

 

 

春は異動の季節。

 

私にも惜しいお別れがありました。

 

四月に入り、新しい担当の方とうまくやっていけるのか、

 

正直、気鬱になることも。

 

 

特にある仕事先では、新しい担当の方が、

 

若くてとてもキレイな女性で、

 

でも、最初の印象が「つんつん」している方だったので、不安も最大級。

 

正直、ずっと気が重いって考えていました。

 

 

でも、先日、初めてお仕事してみたら、

 

 

「マミーさんっ!この書類、一緒に見ていただけますか?

 

字が小さいのっ!

 

 

部屋に飛び込んで来るなり、

 

「とととー」って駆け寄ってきたその人は、

 

「つんつん」の印象とはまったく違っていました。

 

 

「ほらっ!こんなに小さい字がいっぱい!難しくて!!!」

 

 

とっても困った風に訴える彼女に、

 

「まあ、そんなにお若いのに。私の方が老眼に近いはずですよ」

 

って言いましたら、

 

「でもでもっ!こんなに小さい字で!

 

しかも漢字がいっぱい!

 

無理無理、もう無理なんですっ!!!」

 

 

つんつんじゃなくて、とってもかわいい人でした。

 

私はなんだか笑ってしまって、

 

まあ落ち着いてゆっくり一緒に読みましょう、って言いながら、

 

こんなにもかわいらしい人とお仕事ができるなんて、私はなんて幸せなのかしら、

 

それから、最初の印象だけで、何かを決めつけたり思い込んだりすることは、

 

なんて馬鹿げていて、愚かしいことだったのかと、

 

つくづく考えずにはいられませんでした。

 

 

 

過ぎ去っていく三月は、いつも、

 

懐かしく、慕わしい人たちを連れ去ってしまうので、

 

三月のカレンダーはいつだって、

 

他の月よりも幾分、めくりがたく感じます。

 

 

でも四月が訪れる度に、また思い出すのです。

 

どの四月も、

 

新しい出会いと、新しい友人を私にもたらしてくれたことを。

 

 

今年もまた、

 

新たに出会った方たちと、

 

「どうぞよろしくお願いします」

 

と言い合えることの、なんとうれしいことでしょう。

 

 

「あたらしい 四がつ、

 

うれしい 四がつ。」

 

 

そんな風に感じていたときに、

 

本棚から、この絵本がひょっこり顔を出したのは、

 

きっと偶然なんかじゃないと思います。

 

 

 

 

ところで・・・。 

 

金子みすゞの詩はどうしても、彼女の薄幸な人生を連想させますが、

 

この絵本を見ていると、

 

おてんばで夢見がちな少女だったころの彼女は、

 

ごくごく普通に幸せだったのではないかと思えてきます。

 

 

今さら金子みすゞの詩について、語る必要もないと思うのですが、

 

この絵本詩集の秀逸さは、

 

みすゞの人生の「幸うすさ」を、「感じさせない」ところにあります。

 

 

かわいい装丁に、幼い女の子の日々の感慨が組み合わさって、

 

ページの終わりには、自然と、

 

「詩に対する」感動の涙が、じんわり浮かんできます。

 

 

金子みすゞの生涯を「抜きにして」、

 

「作品をのみ」味わわせることに、

 

この絵本はすばらしい成功を収めています。

 

こういうのを、 

 

編集者の勝利って言うのかな。

 

 

いい絵本です。

 

ぜひぜひ、オススメさせてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読めない絵本

 

しつこいようですけれど、

 

小学校で絵本の読み聞かせのボランティアをしております。

 

めんどうだなあ、と思いつつ、

 

一度入ると「退会できない」謎の組織・・・。

 

もう随分長くやっております。

 

 

絵本の読み聞かせにおいて、最も悩ましいのは、

 

「絵本選び」。

 

 

読み方の正解なんて、正直、あってないようなもの、

 

「声が小さすぎなければ、それで充分」

 

なのであって、

 

いい絵本を選べば、

 

あとは、絵本が勝手に感動を連れてきてくれます。

 

 

自然、常日頃から、

 

「なんかいい絵本ないかなー」

 

と、探すのが日常になるわけですが、

 

ものすごくいい絵本、すばらしい絵本が、

 

読み聞かせに最適とはならないことも、ままあります。

 

小さすぎるとか、長すぎるからとか、理由はいろいろありますが、

 

中でも切実な理由は・・・・・・・、

 

 

 

「泣いちゃうから」

 

 

 

今、

 

「いい歳してー。もー。」

 

って笑った人。

 

最近の絵本って、ほんとにすごいんですから!

 

下手な小説やドラマより、号泣必至よ?ほんとに!!

 

そういえば、先日ご紹介した

 

「エリカ 奇跡のいのち」

 

これね。

 

これも実は、読み聞かせに使ったことはありません。

 

絶対に途中で泣き出す自信あります・・・。

 

 

ということで、今日は、

 

「確実に泣いてしまうので、読み聞かせでは読めない絵本」のご紹介。

 

 

「4こうねんのぼく」

ひぐちともこ著 草炎社

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あのな、父ちゃん。1光年って知ってるか。今日、先生に教えてもろてん。1光年離れた星から地球を見ると、1年前の地球が見えるんやて。すごいやろ…。父子家庭の子どもが母への想いをつづる、愛の絵本。

 

もしも、4光年離れた星から、

大きな大きな望遠鏡で、地球を見たら、

4年前の自分たちが見えるはず・・・。

まだ、存命中だった、元気な頃の「おかあちゃん」も・・・。

 

大阪弁の軽妙な会話の中に、

 

失われた家族の命を惜しむ気持ちが溢れています。

 

 

仕方がない、どうしようもないのだと、

 

自分に言い聞かせるしかない日常の中で、

 

「なんとしても、もう一度」、

 

「せめてひとめだけでも」、と願わずにいられない、

 

そんな悲哀が胸を打つ一冊。

 

泣かずに読める人がいたら、

 

それこそ、

 

1億光年くらい離れたところに住んでる宇宙人なんじゃないの?

 

と思っちゃいそうな絵本です。

 

 

「オオカミグーのはずかしいひみつ」 

 きむらゆういち著 みやにしたつや絵

 童心社

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 オオカミのグーはおかあさんがきらいでした。でもおかあさんの「愛」ってつよくて大きい。

 

オオカミのグーはケンカが強くてみんなのリーダー。

でもグーには誰にも言えない秘密がひとつ。

なんとグーのおかあさんって、実は・・・。

 

たとえどんなに強く大きく立派に育ったとしても、

 

子どもというものはいつだって、

 

親にとっては心配な存在です。

 

グーのお母さんもやっぱり自分よりも強いはずのグーを心配し続けます。

 

たとえグーが自分の「本当の」子どもではなかったとしても。

 

物語の後半、グーの流す涙に、

 

何度でも泣いてしまう一冊です。

 

 

 

「パパはジョニーっていうんだ」

ボー・R・ホルムベルイ著 エヴァエリクソン

BL出版

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ティムの両親は離婚し、ティムはママと暮らすことになった。ある日、ティムはパパと会うことになり一日を過ごすことに…。

 

両親が離婚し、パパと離れて暮らすティム。

今日はパパとの面会日・・・。

 

大好きなパパとの面会日。

 

ティムは出会う人、すれ違う人みんなに、

 

「ぼくのパパだよ!ジョニーっていうんだ!」

 

と叫ばずにはいられません。

 

けれど喜びもつかの間、お別れの時間は迫ります。

 

もう少し、もう少し、と思う気持ちはティムもパパも同じはず。

 

お別れのプラットホームで、パパはある行動に出ます・・・。

 

 

自分の息子を「愚息」とか「豚児」とかって謙遜するのが美徳である日本人には、ジョニーのとった行動をそのままなぞることは難しいかもしれません。

 

それでも彼のその「行動」には心揺さぶられずにはいられません。

 

そして、パパが去った後のプラットホームに佇むティムの姿、表情、その述懐。

 

・・・このページは泣く。

 

絶対に泣く。

 

おいおいと泣きます。号泣です。

 

ここで泣かない人とはお友だちにはなれない!と思うくらいに泣きます。(←しつこい。でも本音。)

 

 

残念ながら世の中には、

 

「いっそ存在しない方がよかったね・・・。」

 

な親だっている悲しい事実を考えれば、

 

これほどまでに思い合える父親がいるティムは、むしろ幸せな少年なのでしょう。

 

ですから、私はティムがかわいそうで泣くのではありません。

 

ティムという少年が

 

あまりにも健気で、

 

あまりにもいじらしいから泣くのです。

 

 

ラストのページでは、

 

それこそ文字通りわんわん泣いてしまって収拾がつかなくなるので、

 

読み聞かせにはきっと永遠に使えそうにありません。

 

 

もしここをご覧になっている先生がいらっしゃったら、

 

ぜひ校費で購入して図書室に置いてください・・・。学級文庫でもいいよ・・・。

 

 

読み聞かせのボランティア仲間同士では、よく

 

「これは長すぎ・・・」

 

「この本はサイズが小さすぎ」

 

なんて話しをよくします。

 

その中でも、

 

「あー、それは泣くから無理!」

 

っていう話しもよく聞きます。

 

なので、「泣いてしまうので読めません」の体験は、きっと私だけのものではないのでしょう。

 

「いい絵本」だけど、読み聞かせは無理な絵本。

 

ぜひ一度、手に取って「号泣」してみてください。

 

 

ついでに読み聞かせのボランティアにもぜひぜひ参加を。

 

どこの小学校でも読み手が不足中です・・・。

 

とくに大阪在住の方は考えてみてくださいね!

 

ちなみに読み聞かせの現場はこんな感じ・・・。

 

別にコワくないので、ぜひぜひ!

 

 

今年の春も、退会に失敗・・・。

 

読み手が増えたら、「私が」退会できるかも・・・。

 

大阪在住の方、よろしくね!!!