恐怖のバレンタインデー

今週のお題「バレンタインデー」

 

みなさま、こんばんは。

今年もバレンタインデーが近づいてきましたね。

私くらいの年になると、もうバレンタインデーなんて、心の底からどうでもいいと思える話になるんですが、去年のバレンタインデーには「ほんま、えらい目」に遭いました。

 

忘れもしません。

去年の2月13日。

 

学校から帰宅した娘の顔が暗ーいのです。

娘は感情がそのまま顔に出てしまうタイプで、彼女が何かイヤなことを抱えて帰って来ると、私はすぐに気がついてしまいます。

で、夕食の席で、さりげなく学校での様子を聞きました。

そうしたら・・・

 

娘「明日のバレンタインデー、うちのクラスでは女子が男子にチョコをあげることになってん。だからキットカットの大入り袋を買ってきた。」

 

ふーん。

最近はそういうこともクラスみんなで盛り上がるのねえ。

私が高校生だったころとはずいぶん趣が違うなあ・・・

好きな男の子を校舎の裏に呼び出してこっそり手作りチョコを手渡したり、手紙つきのチョコレートを机やロッカーに入れたりする文化はなくなっちゃったのねえ。

 

なーんてしみじみしていますと、娘が

 

「私はそんなことしたくないねん。」

 

となんだか暗い顔。

何が気に入らないのか知りませんが、どうもふてくされているように見えたので、

 

クラスで決まったことなら、参加した方がいいのでは。

とか、

イヤなんだったら、その場で言えばいいのに、決まった後でグズグズ言っても今さら遅いんじゃないか。

とか、色々説得してみたのですが、娘の態度はますます硬化していくばかり。

 

これは何か変だな~、おかしいなあと思って、ちょっときつめに、「はっきり言いなさい」と言ってみましたら・・・

 

娘「だって、みんなシフォンケーキとか、カップケーキとか、手作りのチョコを持ってくるって言うねん。でも私は自分では作れないから、キットカットにしてんけど・・・」

 

まあね。

娘が台所で何かしてるのを見たことないし(←娘は料理に興味なし)、私もお料理を教えたりしないし(←めんどうだから)、そりゃチョコもケーキも作れますまい。

 

でも、いいやん。キットカット

おいしいやん?

 

娘「でも、でもさ。み~んなが手作りのチョコとかケーキとか持ってきてるのに、私だけキットカットじゃ、見劣りすると思わない?」

 

と、ここで娘は「ほろほろほろ~」と泣き出しました。

 

えー?!

泣く?

そんなことで。

もう高校生なんですけど・・・。

 

そういえば中学生のころには、この子、病院へ行く途中で転んでしまい、

「ママー。こけたー。痛い~。えへへへ・・・ええ~ん」

って電話かけて来たことあったなあ、と、これまたどうでもいいことを思い出しつつ時計を見た私は絶望的な気持ちになりました。

 

だって、その時点で時間は午後7時35分。

同級生と同じように手作りのチョコレートなりケーキなりを持って行きたいと、娘が泣くほど望んでいたにしても、2月13日の夜7時35分から一体どうしたらいいと思います???

ひとつやふたつならなんとかなるにしても、クラスで交換(女子も含む)となれば、同じものが40~45個は必要になります。

そんな数のチョコレートも卵も小麦粉もない・・・

いや、24時間営業のスーパーなんていくらでもある、問題は近所の100円ショップ!

要するに、「手作り」だけではダメなんでしょう。

それなりにかわいく「ラッピング」してあることが重要なんだろうから、この場合、その包装材が必要なわけです。

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こういうやつね。

でも近所の100円ショップの閉店時間は午後8時!(うちからショップまでは急いで10分くらい)

しかも私はその時点ですでに入浴を済ませていて頭はボサボサ、もちろんノーメイク。

 

娘に買いに行かせようかとも思いましたが、我が家では夜遅くに娘をひとりで外出させることはしないし(←過保護)どのみち私が付き添わなくては、どんなものを選べばいいのか、本人もわからないまま、すぐに閉店時間になってしまいそうです。

 

「あきらめなさい。時間がないから。」

 

って言うか、それとも私がなんとかするか・・・

 

2秒ほど悩みました。

泣いてる娘を見ながら。

 

で、その1秒後、ボサボサの頭に帽子をかぶって、ノーメイクのまま自転車の鍵をつかんで、家を飛び出しました。

 

私ねえ、必死で自転車を漕ぎながら、

 

「ありえへんわー」

 

って思ってました。

 

だって、すっぴんですよ!?この年で!(←そこ?)

 

ツッコミどころは満載で、

どうしてもっと早くに言ってくれないのか、とか、

どうして私がフォローしなくてはならないのか、とか、

言いたいことはいっぱいありましたけれど、

やはり娘に泣かれると弱いんですよね。

ほんっと過保護です(反省)。

 

で、閉店間際の100円ショップに飛び込んで超特急でラッピング材を買い込み、その足で24時間営業のスーパーに立ち寄って、卵やバター、小麦粉などを仕入れてまたまた猛ダッシュで帰宅。

真冬なのに大汗をかきました。

 

でももちろん、そこからが本番。

なにしろ約40人に行きわたるだけの手作りお菓子を作らなくてはなりません。

時間もないし、家庭用のオーブンで一気に焼くことができるといえば、パウンドケーキくらいでしょうか。

簡単なケーキですが、卵を室温に戻す時間もないくらいで、しかもそんなにも大量に一気に作った経験もないので、ちゃんと膨らんでくれるのか不安でオーブンに張り付く私。

そんな私に、ちょっと申し訳なさそうな顔で張り付いている娘。

 

で、オーブンの中のケーキが膨らんできたのをみて、

「ああ、ふくらんだ!よかった~」

と隣にいた娘に言いますと・・・

 

娘「よかった~。じゃあ、私明日早いから寝るね!おやすみ~」

 

と自室に戻って行きました。

 

・・・いいけどね・・・別に。(←すでに説教をする元気もなし)

どのみち、役に立ちそうにないし・・・(←この態度が娘がなんにもできない理由)

 

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焼き上がり。

単なるパウンドケーキじゃさびしいかなと思って、マーブルケーキにしてみました。
急いだわりにはちゃんと膨らんでくれて一安心。

 

でも。

でもでも。

ここで終わりではないのです。

 

ここから悪夢のラッピング開始。

まずケーキを45等分にして・・・ひとつずつ袋に入れて・・・娘が買ってきたキットカットも同封して・・・

 

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ひとり分ができあがり。

この作業がめんどくさい!!

ひとり、ちまちまとラッピングしていましたらいつの間にやら時計は深夜0時を回っていました。

これではいつになったら終わるのやら・・・仕方なくPCをいじっている夫にも頼みました。「手伝って」って。

 

夫はちょっと「むっすー」としつつも手伝ってくれました。

夜中にこんなことを頼んだから気に入らないのかな?と思いながらも、とにかく「早く終わらせないと!」と私も必死、黙々と作業をしていたら、夫が言いました。

 

夫「・・・これ、まる子(←仮名です)のクラスの男どもは、まる子が包んだと思うんやろうなあ。」

 

は?そうやろうねえ。

 

夫「まさか、こんな40過ぎのおっさんが包装したとは思わへんやろなあ。」

 

なんでそんなわかりきったことをわざわざ言うのだろうと思ったので、ただうんうん、と聞いていましたら、叫びました。夫が。

 

 

「ザマーミロー!」

 

って。

なので言いました。

 

「もう。

見苦しいな、こじらせた男子高出身者は。

黙って包んで!」(←鬼)

 

そうして夜中の1時を過ぎるころ、やっと大量のラッピングを済ませて、

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私たちも休むことができたのでした。やれやれ。

翌日。

お友だちが作ったという大量のお菓子を持って娘が帰ってきました。

 

「ママのケーキ、好評だったよ~。」

 

と言う娘の顔には翳りがなくて、私もがんばってよかったとちらっと思いました。

すっぴんでお外に出たのは痛恨事だったけど(←問題はそこじゃない)。

 

ところで。

持ち帰ったお菓子の山を前に、その夜、娘が言いました。

 

「今回のイベントの言い出しっぺで、一番盛り上がってわあわあきゃあきゃあ言ってた子がさー。

 

キットカットの大入り袋持ってきてた。

 

娘よ・・・。

 

 

そんなオチ、いらんわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浪華三大橋・難波橋それから中之島を歩く

みなさま、こんばんは。

前回までの記事で「浪華三大橋」のうち、天満橋と天神橋とをご紹介しましたが、今日は浪華三大橋3本目、「難波橋」をみなさまと一緒に渡って最終回としたいと思います。

 

でもお出かけしてからもうずいぶん経つんですよね・・・

既にかなり忘れちゃってるな~。(←記事にするのがめんどくさくなったと遠回しに言ってます。)

お出かけを記事にするならグズグズせずにさっさとするのがコツなんだあ、と今、しみじみしています。

 

てことで、まずは天神橋を降りた後、中之島公園を歩きます。

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うーん。

誰もいない。

やっぱり寒いからね、うん。

 

でもこの中之島公園は初夏になると人であふれかえるのです。

なぜなら有名な薔薇園があるから。

 

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今はこーんなにさびしく見えるでしょ?

でも、去年の5月ころには

 

ほら。

満開の薔薇が迎えてくれます。

 

薔薇の香りが川からの風にほのかに乗って、それはそれは気持ちのいいお散歩が可能になるのです。

 

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お花がないと、しょぼしょぼした感じの薔薇園。

さびしいので去年の写真を貼っときますね。

ほら!

ほらほら!

人がいっぱい!(私は写ってません。)

 

お花が好きな方のために、薔薇の写真も貼っとこう。

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・・・実は去年もブログに載せようと思って中之島公園に行ったんですよね。

記事にするのがめんどくさくなって、放置しちゃってましたけど。(←怠け者)

半年ぶりにやっと記事に載せることができました。

ああ、満足。

 

で、現在に戻ると。

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薔薇なし。ほぼ無人の公園に川風が冷たい・・・

やっと難波橋が見えてきました。

 

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難波橋

中之島公園難波橋よりも下にあるので、こんな風に見上げる形になります。

大阪市の市章・「澪標」があしらわれているのが確認できます。

登ってみましょう。

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難波橋のシンボル、ライオンさん。

左が「阿」で右が「吽」。狛犬形式ですね。
難波橋はこのライオンの像にちなんで「ライオン橋」とも呼ばれます。

橋の上には

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こんな塔みたいなのも建ってるんですが、一体なんの目的があるんだろう?

よくわかりません。

ご存知の方がいらしたらぜひ教えてください!(←他力本願)

 

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難波橋の上から中之島公会堂を望む。

 

中之島公会堂は国の重要文化財。「大阪市中央公会堂」というのが正式名称なんですが、大阪市民のほとんどは「中之島公会堂」もしくは「中之島中央公会堂」と呼びます。

なんとこの建物、個人が寄付したものらしいですよ・・・すごい。

今でも一般利用が可能で結婚式なんかにも利用できます。

こんなにも重厚でレトロな建物で結婚式。

ちょっと憧れます。

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中之島公会堂

現在は再開発されて、周囲に広々とした空間が広がっていますが、私が子どものころは、この一帯には木々が鬱蒼と茂っていました。

小学生のころには先生に引率されて、写生に来たことも。

大きな木の下に座って、木陰からこの公会堂の絵を描いた思い出があります。

大阪で育った人間なら、誰もがこの公会堂になんらかの記憶を持っていることでしょう。

 

そういえば、朝ドラ「あさが来た」で一躍有名になった五代友厚氏の像がある大阪取引所もこのすぐ近く。

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今日も取引所には颯爽とした五代氏の姿が。

大阪の今の凋落ぶりをどんなお気持ちでご覧になっているのやら。

 

ところで、この界隈には最近すご~く評判になってるカフェがあるというのです。

建物からして素敵なんですよ。

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大きいビルの間に挟まれた、小さくてかわいい建物。

あの中にお目当てのカフェがあるのですって。

正面にまわって見ると・・・

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レンガ造りの建物が好きな人にはたまらない感じ。
今、大阪で一番人気のカフェ「北浜レトロ」です。

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看板がわりのポットにもテンションが上がります。

 

「入ってみよ~っと♪」と勇んでドアを開けたら・・・

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・・・なにこれ。

あまりの人気に1時間待ちは当然だそうで・・・「いらち」な私は即座にあきらめてドアを閉めました。楽しみにしてたんだけどな・・・あーあ。

アフタヌーンティーセットなんかが大好評のお店だそうです。

もしも興味のある方は、

「いつまでしゃべっててもちっとも苦にならない!」どなたかとご一緒に、待ち時間覚悟でお出かけください。

私は・・・もういいです。はい。

 

帰り道。

せっかくなので大阪市役所のお隣、大阪府中之島図書館に立ち寄りました。

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中之島公会堂に負けず劣らず美しい建物。

大阪大空襲からも奇跡的に生き残り、こちらも重要文化財に指定されています。

訪れるたびに、よくぞ焼けずに済んでくれた、としみじみ思います。

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現在は東大阪市に「大阪府立中央図書館」が存在するので、蔵書のほとんどはそちらに移設されています。

私は大阪市民なので、府立図書館であるこちらの図書館を使うことはありません。

府と市の図書館ももっと連携すればいろんなことができるかもしれないのに・・・と時々ちらっと思います。

 

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図書館入口ホール。

このホールまでは写真の撮影が許可されています。

 

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天井にはステンドグラス。

私の写真の腕ではすばらしさがちっとも伝わりませんけれども、この場に立ってみると独特の雰囲気に包まれます。

 

ほの暗い照明。

ふんわりとホールに響く音。

流れの止まった空気。

 

機能重視の建物も悪くはないですが、こんな建物が図書館ってちょっとうれしくないですか?少なくとも私はうれしいです。(←どうでもいい)

 

ということで、私の浪華三大橋、中之島散歩もこのあたりでおしまい。

帰りは御堂筋、淀屋橋駅から帰宅の途につきます。

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豪商・淀屋にちなんだ「淀屋橋」。

大阪市民にもっとも馴染み深いこの地は、現在でも大阪の中心地です。

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冬の日暮れはいつも駆け足で、あっという間に夜の侵攻を許してしまいます。

行き交う人々の表情もどこか先を急ぐ雰囲気で、私もそれにならって家路につきました。

春になればまた桜も薔薇も咲くでしょう。

去年とは違う花でありながら、去年と同じに見える風景がまた見られるはずです。

私たち人もまた、そんな花と同じような存在なのかもしれませんね。

 

結局今回も、グダグダのヨレヨレな記事になりました。

私よりも読んでくださったみなさまの方が「はあぁ~、やれやれ。」って気分におなりでしょう。心よりお見舞い申し上げます。(←どの口が言う)

 

最後までおつきあいくださって、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みをつくし料理帖」舞台・浪華三大橋を歩く

みなさま、こんばんは。

 

今日は前回に続き、大阪・天満橋界隈をみなさまと一緒にお散歩したいと思います。

いつもの通り、グダグダな記事になりそうですが、どうぞおつきあいくださいませ。

 

さてさて、大阪の現在の中心地は、なんといってもキタやミナミの街なわけですが、昔は天満のあたりが中心だったのではないかと思います。

だってほら、見て。

天満橋の駅を降りてすぐの交差点からは、こんなものが見えるのです。

 

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相変わらず、写真が下手。

でも通りの向こうに大阪城が見えているのをわかっていただけるでしょうか。

写真だとかなり遠くに見えますが、実際にこの地に立って見ると、ほんとに近くに感じられます。

横チンさんやmarcoさんのような健脚の持ち主ならあっという間にたどり着けることでしょう。

 

・・・は?

私ですか?

歩きませんよ。

この日の目的地は大阪城じゃないし。

そもそも今の大阪城は太閤秀吉の時代のものじゃなくて、徳川幕府時代のものですからね。ぺっぺっ。

それに大阪城に行くなら地下鉄「谷町四丁目駅」か、環状線の「大阪城公園駅」の方が便利です。

 

で、ちらっと見えている大阪城はスルーして、今日の目的地は「天満橋(”てんまばし”)」。

 

marcoさんも私も大好きな「みをつくし料理帖」。

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高田郁さんの時代小説。

全10巻で300万部超の大人気シリーズで、去年、NHKでドラマになりましたから、ご存知の方も多いと思います。

 

その主人公「澪」が大阪で料理の修行を重ねたお店の名前が「天満一兆庵」といいますから、きっとこの界隈が小説の舞台のひとつなのでしょう。

 

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天満橋

 

裏側はというと・・・

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天神さまのシンボル・梅の意匠があしらわれています。

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天満橋から上流を望んだところ。

 

大阪は「八百八橋の水の都」と言われますが、天下の台所であった江戸時代においても、幕府が架けた橋というのはそう多くはありません。

大阪に数多く架けられた橋の多くは、商人や町民が自腹を切って架けたものが多く、幕府からの援助はほとんどありませんでした。(なので通行人からお金をとることが多かったんだとか。)

 

今でも大阪では、「お上」というものに対する考え方が他の地方とは少し違っている感じがします。

「お上」=信用できない、頼りにならない、あてにならない、という見方がうっすらと残っているような、「お上」のすることには興味を持つことすらできないような。

 

みをつくし料理帖」の中でも、江戸の人々が「公方様」に対して持っている根源的な畏敬・遠慮の気持ちを、大坂出身の主人公がいまひとつ理解できずにポカンとする場面が出てきますが、そんなシーンに出くわすたびに、

 

「めーっちゃわかるわ~。」

 

とひとり頷いたものでした。

 

ところで現代の天満橋は「かさね橋」といって、二階建て構造になっています。

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橋の建立記念に銅像を作ったんでしょうけれど、かさね橋の下の方に銅像を建てたのはあんまり納得できない・・・日当りが悪そうで、ちょっとかわいそう。

 

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天満橋から望む中之島方面。

相変わらず意味不明なほど下手な写真ですが、向こうに見えているのが天神橋です。

せっかくですから、行ってみましょう。

 

天満橋を渡ってから、川沿いの道に出てみました。

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川面に差す陽の光がまぶしいほどで、気持ちのいい散策ができそう・・・と言いたいところですが、この日はすんごく寒くて、お散歩日和とは言えない感じ。

だーれもいないの・・・。

普段なら、歩いてる人が結構いるんだけどな・・・

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なんかこんな石碑を見つけて・・・

 

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説明もついてたけど、寒くて立ち止まれない・・・

興味のある人は自分で調べてね!(←不親切)

 

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大川沿い遊歩道。

大阪市民憩いの場所・・・だけど誰もいない。

 

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寒いんだもんね。

こんな寒い日にこんなところを歩く人の気がしれません。

公共交通機関がうじゃうじゃ張り巡らされた市内のこんなど真ん中を、わざわざ歩く必要はないんだもんね、普通なら・・・ただ、桜の季節はここも超満員になるのです(ほんと)。

人混みが嫌いな方はぜひこの時期にご来阪ください。寒いけど。

 

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で、「天神橋」。

 

みをつくし料理帖」のラストシーン。

主人公の澪は幼馴染の野江ちゃんとふたり、この天神橋を渡ります。

 

水害のどさくさの中で人買いにかどわかされ、江戸の遊郭・吉原に売られてしまった幼馴染を、女の身で身請けしようとする主人公。

これでもか、と次々降り注ぐ艱難辛苦を耐えに耐え、主人公がようやく幼馴染を落籍かせることができそうになったとき、でも私はふと心配になりました。

女の身で遊女を身請けするなんて、それはやはりすごい噂になってしまうにちがいない。

身請けされた方の「野江ちゃん」は人々の好奇の目にさられて、その後の人生、肩身が狭くならないかしら。って。

 

なので、彼女たちが「大坂に帰る」ことを選択したときには、つと胸をつかれて思いました。

 

「そうやん!帰ってきたらいいんやん!

帰っとぉいで。帰っとぉいで。

大坂に帰っといで。」

 

ラストの数ページは、私の方がまるで「帰心矢の如し」、でも感動のあまり涙で字が読めなくなるほど泣きました。

 

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天神橋から天満橋を望む。

 

昔の天神橋からは、きっと大阪城もはっきりと見えたことでしょう。

今の天神橋からは往時の趣を知ることはかないませんが、物語の主人公がこの橋の上で見た空の色を、同じ場所で想像した瞬間は、私にとってとても幸せな時間でした。

 

みをつくし料理帖」全10巻。

全て文庫本での刊行ですから全冊そろえても大した金額にはなりませんので、未読の方はぜひ。

江戸時代に女の身で一流の料理人を目指す主人公。

荒唐無稽に思えますが、それを感じさせない展開で最後まで感動の連続です。

「なんかおもしろい本ないかなー」

とお考えの方にもぴったり。ぜ~ったい「泣けます」から。

マミーさんの保証付き。

全巻読み終わったら、最終巻の巻末に添えられた「料理番付」もお見逃しなく。

そこも号泣ポイントですからね!

 

さてさて。

タイトルにある「浪華三大橋」とは、今回たどってきた「天満橋」「天神橋」と「難波橋」の3つの橋を指します。

長くなりましたので(←余計なことしゃべってるから)、最後の「難波橋」のお話はまた次回に。

ますますグダグダのヨレヨレになる予定ですが、次回もどうかお立ち寄りくださいませ。

 

あ、それと。

 

みをつくし料理帖」についてもっと詳しく知りたい方はぜひぜひmarcoさんのブログへGO!なんと作中のお料理の再現まで見られます。

ほんとにおいしそうなので空腹時に見るのはちょっと危険・・・。

よだれを拭うハンカチ必須です!

 

garadanikki.hatenablog.com

 

東京がもうちょっと近かったらな・・・

見るだけで食べられないなんて、ほんっとに残酷!

あーあ。(←自分で作れよ、って?・・・とほほー。)

 

 

 

 

 

「はてな」のおかげで一個かしこくなった!

みなさま、こんばんは。

 

月日が経つのは本当に早いもので、私が「はてな」を始めてから、もうすぐ3年になろうとしています。

 

・・・今。

 

「3年もやってるのに、成長のないヤツやなあ。」

 

って思った人。

 

奇遇ですね。

 

同感です!

 

お揃いですね♡♡♡

 

 

だから、わざわざ口に出して言わなくていいんですよ?

みーんなそう思ってるんですから。

わかった?(←謎のプレッシャー)

 

 

 さてさて今日は、そんな成長のない私が、「はてな」でちょっとだけ賢くなったってお話。

 

数年前のクリスマス。

フランス人の友人・レティシアが送ってくれたギフトの中に、こんなかわいいものが入っていました。

 

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「なんだろうな???」と思いつつ、聞くのもめんどくさくて(←英語・フランス語の壁は厚くて高い)、わからないまま書棚に飾っていました。

こんな感じ。

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そうしたら先日。

見つけてしまったのです。marcoさんのブログで。

 

garadanikki.hatenablog.com

garadanikki.hatenablog.com

 

最初は「磁石」かと思いました。

でもよくよく見ると、デザインは違っていても、見るからにおんなじテイスト、

 

「なるほど、これは「フェーブ」というものだったのか!」

 

とあらためて自分の本棚をまじまじと見つめました。

 

数年越しで、突如、思いもかけない方角から解けた謎。

しかも大好きなmarcoさんと敬愛するセネシオさまのお二方が収集されているものと聞いて(←marcoさんのブログのコメント欄まで読んでね!)、俄然興味が湧いた私はさっそく検索してみました。

「フェーブ」って。

 

そしたら。

大阪に専門店があるというではありませんか。

 

なんという偶然。

 

で、お出かけしてきました。

大阪・天満のフェーブ専門店「なつじかん」。

www.natsujikan.jp

 

ところで大阪人というのは、実は「テリトリーの生き物」で、たいていの場合、「キタ(梅田界隈)」か「ミナミ(難波界隈)」のどちらかを自分のテリトリーにして棲息しています。

私の場合、典型的な「キタ」人間。

 

平素の行動範囲は梅田から北の御堂筋沿線と阪急沿線とに限定されていますので、この「天満」界隈はほとんど未知の世界。

もとよりの方向音痴をこの日もしっかり発動して、駅から激近なお店なのに、がっつり迷子になりました。

 

方向音痴のくせに、道中、

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お店の前にあったこんなロバさんに、「まあ、かわいい♡」とか、

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店先のこんな「巣箱」 に気を取られるものだから、迷う、迷う!

お目当てのお店にちっともたどり着けなくて、へろへろになりました。

こんなことでは東京からのお客様がいらしても絶対ご案内できないだろうなあ・・・。

もう一度行けと言われても、行ける気がしない。

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天満橋駅周辺。

平坦な道が多い大阪市内にはめずらしく、ゆったりとした勾配が特徴的な街です。

さすが谷町線界隈。昔は谷があったことがしのばれます。

 

で、「淡路町」にあるはずのお店を探して、「大手通」やら「釣鐘町」やらをさんざんウロウロしてやっと見つけました!「なつじかん」

 

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小さくてかわいいフェーブのように、お店も小さくてかわいいです。

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なるほど、なるほど。
「フェーブ」ってお守りでもあるのですね。

こうして見ると、小さいカエルのお守りなんかをお財布に入れたりする日本人の好みに、すっごく合うんじゃないかしら。フェーブって。

ハロウィンの次の流行りは「公現祭」かなあ。

 

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お店の外からもガラス越しにフェーブをじっくり観察できます。

小さい!かわいい!

入店前からテンション上がりまくり!

 

小さなお店の中には、お客さんがいっぱいで、すれ違うこともできないくらい。

でも他のお客さんが引き上げたあと、お店の人は写真撮影を快く許可してくださいました。

 

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なのに写真が下手。とほほ。

 

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どれもほんとにかわいくて、ひとつ買っていこうと思うのだけれど、この中のひとつなんて選べない!

ほんとはこのお店ごとほしい!(←強欲)

 

悩みに悩んで、やっと購入したのがこちらのフェーブ。

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「カエルの王さま」

一番人気なんですって。わかります。私も大好き。

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それから「テントウムシ

幸運を運んできてくれるかな。

 

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こちらは「日本風」フェーブ。

次のクリスマス、レティへのギフトに同封しようと計画中です。

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こちらはフクロウ好きな娘へ。

 

この日の夜、さっそくレティに「フェーブ専門店」を見つけたよ~とメールしましたら、今日の未明に返信がありました。

彼女によれば、あちらでは1月になると街のベーカリーでフェーブを販売するので、フェーブだけを扱うお店はないんだとか。

メールには今年の公現祭の写真が添付されていました。

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ケーキがおいしそう・・・(←フェーブそっちのけ。)

 

日本にも年末年始にはいろんな行事がありますが、どこの国のどんな地域にも、やはりその土地ならではの習慣や伝統があるんだなあとしみじみしました。

 

はてな」を知らなければ、そしてmarcoさんがいなければ、私が「フェーブ」について知る日は永遠に来なかったかもしれません。

友人が送ってくれたギフトの意味を知ることも。

フェーブの奥深い世界を教えてくださったmarcoさんとセネシオさまには心から感謝しています。

いつか大阪のこの小さなお店に、私の大好きなお二方が収集の旅にいらしてくださいますように。

 

あ、ちなみにこの「なつじかん」、近々天満橋駅にさらに近いビルにお引越しするそうですので、来店の際には住所のご確認を。

 

ところで、marcoさんも私も大好きな小説「みをつくし料理帖」はこの天満橋付近でラストシーンを迎えます。

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次回は、marcoさんとみなさまに、現在の天満橋をご紹介したいと思います。(気が向いたらねー。)

 

 

 

 

 

 

 

 

「不機嫌の椅子」夫婦円満への私の秘訣

みなさま、あけましておめでとうございます。

ちょっと遅ればせながら、みなさまに新年のご挨拶を申し上げるとともに、

今年も旧年中に変わらぬご厚情を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

さてさて、先日は我が家の夫の「夫婦円満の秘訣」についてお話ししたつもりが、図らずも夫の「自己紹介」になってしまいましたが、今日は「夫婦円満」のために私が心がけていることについてお話ししたいと思います。

 

しかしながら私の、と言うには少し語弊があるかもしれません。

というのも、私の「夫婦円満の秘訣」とは、作家田辺聖子氏の作品中の言葉に基づくものだからです。

 

高校生くらいだったかなあ。

田辺聖子の小説だったか、エッセイだったかを読んでいて、こんな一節に出会ったのです。

 

「夫婦の間には「不機嫌の椅子」はひとつしかない。どちらかがそこに座ったら、もう片方は座れない。」

 

まだ結婚なんて想像もできないくらい幼い私でしたけれど、この言葉はどういうわけか胸の奥深くにするりと落ちてきて、忘れられないひとことになりました。

 

夫との結婚生活が始まってからも、私の頭の中には、いつもこの「不機嫌の椅子」という言葉が居座っていて、時に私を上手に自重させてくれたものでした。

 

夫婦の間で、どちらかが不機嫌になった場合、それにつられてもう片方も不機嫌になってしまったら、後は夫婦喧嘩が待つばかり。

それがイヤなら、不機嫌の椅子に座りそこねた一方は、相手の気持ちに寄り添って機嫌がよくなるように支え続けるしかありません。

 

我が家の場合、夫は基本的にいつも機嫌のいい人なので、夫が「不機嫌の椅子」を要することはあまりありません。

でも、お仕事から帰宅してしばらくは、やはり疲れのためでしょうか、いつもちょっと「不機嫌」です。

そんなとき、私は夫に決して逆らいません。

また、空腹が不機嫌を助長する要素になるので、帰宅してすぐに食事がとれるように気をつけています。 

 

「お疲れさま」のねぎらいと、空腹がすぐに解消されるおかげで、帰宅直後はちょっと疲れて不機嫌な様子の夫も、食事が終わるころにはすんなりと「不機嫌の椅子」から離れてくれます。(←つくづく簡単な人です。)

 

家庭生活を円満に営むのは、本当に大変なことですが、この、

 

「不機嫌の椅子」とは、ひとつの家庭にひとつしかない。

 

ということを理解できない人や、「不機嫌の椅子」に座っている相手に対しても攻撃性を緩められない人にとっては、さらに困難さが増すことでしょう。

 

「不機嫌の椅子」に座っている夫あるいは妻には、逆らわずに軽くいなすことが肝要ですが、留意すべき点は、

「「不機嫌の椅子」を独占・占有しないようにする」ということです。

 

目に見えない「不機嫌の椅子」に座るのは、基本的には「早い者勝ち」。

でも、1年365日、ずっと夫ないしは妻が、それを連続で独り占めしては、もう片方はたまったものではありません。

 

どちらかが「不機嫌の椅子」を使ったら、その次は相手に気持ちよくそれを譲る。

できることなら、よほどのことがない限り、夫婦どちらもその椅子を使わずにすむように努力する。

常にこれだけのことを気にとめるようにするだけで、夫婦間の軋轢はかなり軽減されることでしょう。

 

ただし。

いくら独占がダメだからと言って、「悪しき平等主義」を夫婦の間に持ち込んでも不毛であると悟ることはさらに重要です。

 

「昨日、あなたが座ってたんだから、今日は私に使う権利がある!」

 

とか、

 

「収入は俺の方が多いんだから、俺の方がたくさん使う権利がある!」

 

とか。

 

杓子定規かつ行き過ぎた原理原則主義ほど結婚生活に似つかわしくないものはありません。

どちらかの寿命が尽きるその日までの、気が遠くなるほどの長いスパンで見たときに、お互いが納得できる程度の公平性を確保できればそれでよし、という曖昧さをお互いに受け入れることが大切なのではないかと思います。

 

かくいう私も、出産後は「不機嫌の椅子」を夫よりもずっとたくさん使用した自覚があります。

いつまで続くのかわからない睡眠不足、たった15分の間もひとつの作業に集中できず、絶えず手を止めざるを得ないストレス、世界で最も大切なものをひとりで抱え込む重圧感。おまけに産前産後のホルモンバランスの激変で、とにかくやたら気分の浮き沈みが激しくなって、ロデオのように乱れる自分の感情を抑え込むだけで、疲労困憊していたものでした。

あの頃、夫が私の感情の波を全身で受け止めながら(←要するに当たり散らされてました。今考えてもかわいそう!)、それでも私を支え続けてくれなかったら、どうしてその後、夫に対して感謝の気持ちや敬意を保つことができたでしょうか。

 

結婚生活には1年ごとの決算はありません。

互いの関係性に近視眼的な貸借関係を持ち込まず、長い目で見て、「お互いさま」と言える関係を緩やかに目指す。

頭のどこかに「不機嫌の椅子」という概念を持ち込んだら、そんな関係性を維持しやすくなりますよ。ほんとにほんと。オススメです。

 

小学生のころから、田辺聖子氏の小説が大好きだったのですが、私が夫とそれなりに(あくまで「それなりに」だけど。ほほ。)良好な関係を維持できているのは、つくづく氏のおかげだと思っています。

 

おまけ。

先日のエントリー

 

mamichansan.hatenablog.com

 

この記事にみなさまからいただいたコメントを、夫婦で大喜びで拝見いたしました。

 

私「そういえば来年戌年やねえ。あなた、もう戌年に変えたら?」

夫「どうやって?!てか今さら?これ以上?もう十分犬っぽいやん!」

大笑い。

 

私「ほらっ!カッコいいって言うてくれはる人もいてるやん!」

夫「どこがっ?!どのへんがっ?!」

爆笑。

 

私「許してもらえるなら「お手」や「チンチン」までする人が・・・」

夫「さすがにそれはないわー。対岸へジャンプ!」

私「せっかく共感してくれてはるのに…今、はしご外したよね?」

大爆笑。

 

ふたりで大笑いしつつ年の瀬を過ごすことができました。

 

夫が何か余計なことを言うたびに、娘が

「パパ。いらんこと言うたら、ママにまた「はてな」で公表されるんよ?」

と忠告するようにもなりました。

 

よくよく考えたら、「はてな」が私たち夫婦の、最良の「円満の秘訣」なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夫の「夫婦円満の秘訣」がなんか変。

みなさま、こんにちは。

 

先日、結婚したばかりの姪っ子から祝い返しと礼状が届きました。

あんなにも小さかった彼女がもう結婚するようになるなんて。

いつの間にそんなに時間が経ってしまったのやら・・・この20年あまり、私の方はちっとも成長していないのに、子どもというのは確実に大きく、大人になっていくのですね。

何度考えても不思議な感じがします。

 

私の頭の中では今でも小さく可憐なままの姪っ子。

これからの長い人生を、できることならだんな様と仲良く、末永く幸せに暮らしてほしいなあと思います。

 

ところで「仲良く幸せに」結婚生活を維持するのって、意外と大変ですよね。

どこのご家庭のどなたにも、きっとそれぞれの「夫婦円満の秘訣」というものがあるのだろうと思うのですが、我が家の夫のそれはちょっと変。てか、かなり変。

 

夫が言うには、

 

「男なんてな、「犬」やと思っといたらいいねん。

「頭のいい犬」とちゃうで。「頭の悪~い犬」な。

そう思っとけば腹も立たへんやろ?」

 

だそうでして。

なので、夫によれば、夫婦円満のための妻による有効な秘訣とは、

 

「まずエサ!とにかくエサ!おいしいごはん!

ごはんをくれる人が一番やねん、男にとっては!

あと、とにかく「ほめる」こと!

いいことしたら、「よーし、よし!」ってめっちゃ褒めるねん!大げさに!

んで、悪いことしたら、その場で叱る!

「後で言おう」、とか言うのんは無し!

あの時どうしたこうした、あんなこと言った、こんなことされた、なんてことは男は覚えてられへんねん!」

 

えーっと。

 

あまりにも堂々と言われたので、私もその時は「へえー。」って言ったのですが、

今になって思うと、ツッコミどころが満載って感じがします。

 

百歩譲って、仮にこんな「秘訣」であっても、たとえばこれが「先輩主婦」のどなたかから聞いたのであれば、私も「ほほー。なるほどー。」と頷けたかもしれませんけれど、これ、夫が自分で言ってますからね、「頭の悪い犬」って。

 

「いいんかいな、それで。」

 

って言うのが正直なところ。

だいたい、そんなにも「ごはん」が大切なんだとしたら、もっとお料理上手な人と結婚したらよかったのに。

しかも褒めろとか叱り方がどうのとか、「めんどくさいねん!」とも思います。いい大人なのにさ~。ふんっ。(←あかん)

 

で、そんな夫との結婚生活のある日の思い出。

 

我が家では、帰宅時間の遅い夫が最後に入浴することになるのですが、

夫が蛇口を閉めると、たまに「中途半端」になっていることがありました。

きちんと閉めてくれないと、水が滴ってカビの元になりますから、毎回注意するのですがなかなか改善されなくて、その度に私はきぃ!と怒っていました。

で、ある朝。

歯磨きをしている夫の後ろで、私が浴室のドアを開けると、そこにはぴちゃん、ぴちゃんとシャワーから落ちる水が。

私が思わず「あっ!」と声を上げると、

背後の夫がダダーっと逃げ出しました。歯ブラシをくわえたまま。まさに脱兎のごとく。

 

で、そんな風に逃げられたら、私も言うしかないじゃないですか?

 

「こらーっ!」って。

 

んで、朝っぱらから、歯ブラシをくわえたままの夫と追っかけっこをしていたら、そのうち夫がソファの上にででーん、と仰向けに横たわって動かなくなったので聞きました。

「なにやってるの?」って。

そうしたら夫が、仰向けのままで言いました。

 

降参、降参!降参のポーズやで!

犬はお腹見せたら、降参ってことやねん!

だからもう怒ったらあかんねんで!」

 

私は心の底から「むっかー!」としたので(実はちょっとおかしかったけど)、

 

「犬と結婚したつもりはないんですけどっ!」

 

と言って夫の鼻を、「ぎゅうぅぅぅっ」とひねっておきました。

 

「お腹見せたら、もう怒ったらあかんのにぃ・・・」と鼻をさすっている夫の顔には、はっきりと、「この程度で済んでよかった~♪」と書いてありました。

 

大学の同窓であった夫との結婚生活は、どうしても「同級生」だった関係性が抜けなくて、毎日がこんな風にドタバタとしています。しっとりと落ち着いたご夫婦に出会うと、「どうやったらあんな風に・・・」といつも憧れの気持ちを抱くのですが、私たち夫婦がそんな風になれる予感は1ミリたりともいたしません。

 

姪っ子夫婦がこの先、どんな風に家庭を築いていくのか興味津々ですが、まかり間違っても夫にだけは、夫婦円満の秘訣なんかは聞きに来ないでほしいなあと思います。(言われなくても来ないと思うけど!)

 

ちなみにもちろん私にも「夫婦円満の秘訣」というのがございます。

次回は、夫のそれよりは少しは「まとも」なはずの私の「夫婦円満の秘訣」についてお話しできればいいなあと思っています。

 

今年も残すところあとわずか。

この1年も私が細々とブログを続けてこられたのは、ひとえにみなさまのおかげです。

 

毎回ひどい駄文ばかり、お付き合いいただくのも申し訳ないくらいですけれども、みなさまとの交流が楽しくて、やっぱり「はてな」っていいなあ、楽しいなあとつくづく思います。

 

来年もみなさまの素晴らしい記事を楽しみに、私も今しばらく、「はてな」の住人でいたいと思います。

どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします。

 

今年も本当にお世話になりました。

どうかよいお年を。

 

 

おまけ。

この記事の下書きを読んだ夫が、

 

「”秘訣”でもなんでもないな。「頭の悪い犬」って・・・これ、俺の自己紹介やん。」

 

って言うので、今、夫婦で大笑いしています。

みなさまの年の瀬も、笑いで満ち満ちていますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

任天堂「ポケ森」を始めて「とび森」を思い出す。

みなさま、こんばんは。

 

任天堂の「どうぶつの森ポケットキャンプ」が配信されて約3週間が過ぎました。

2005年に発売された「おいでよ どうぶつの森」からのファンとしては、待望のスマホアプリでの配信。

もちろん見逃せるはずもなく、配信当日からガッツリはまって、私の一日は「森」の更新時間に支配されるようになりました。(忙しいのにね・・・。)

 

配信当日は通信障害のあまりの多さにうんざりして、プレイ続行は無理かも、と思いましたが、翌日からはなんとかストレスフリーで楽しめるようになりました。

 

これまでの「森」は専用機DSや3DSが必要でしたが、スマホで楽しめるのって思っていたよりも快適で便利なものですね。

重い3DSがお出かけに必須だった頃を思うと、スマホひとつでいつでも「森」に遊びに行けるのは革新的ですらあります。

 

これまでの「森」とはずいぶんと様相が違いますが、「ポケ森」も充分楽しいゲームです。だけど、やっぱり「ポケ森」をプレイしていると、

 

「前作の「とびだせ どうぶつの森」ってすごいゲームだったんだなあ!」

 

という感想を持たずにはいられません。

 今日はそんな「とび森」についての思い出をちょっとだけ。

 

おそらく私は最初のゲーム世代と呼ばれる世代に属していると思うのですが、

実際のところ、これまでゲームなんてものをやったことがありませんでした。

ゼルダ」や「ファイナルファンタジー」なんかはまさにドンピシャ!世代なはずですが、夢中になってる友人を見ても、まったく食指が動きませんでした。

「マリオ」や「テトリス」ですら未経験。

ポケモン」だって「ピカチュウ」の名前を知ってるくらい。

なので、「ポケモン」の話をしていたフランス人の友人が唐突に、

 

「PikaPikaaaa!!!」

 

って言ったときには、とっさに

 

「この人、頭のどっかがおかしい人・・・?!」

 

と狼狽し、あとから夫に、

 

ピカチュウは「ピカピカ!」しか喋られへんねん。

そんなことも知らんなんて日本人失格やな!」

 

とツッコまれました。(大阪のおばちゃんだけでなく日本人まで失格になってしまった。とほほ。)

 

なので、任天堂「とびだせ どうぶつの森」を始めて私が一番に思ったことは、本当に今さらですが、

 

任天堂ってすごーい!」

 

ってことでした。

 

だってね、だってね、

本当に世界中の人が「とび森」をプレイしていたのです。

 

アメリカ、カナダ、オーストラリア、ブラジル、韓国、ヨーロッパ諸国・・・珍しいところではオランダ領アンティルトリニダード・トバゴ人ってのもいたなあ・・・。(←どこだろ・・・?と後で世界地図を見た。)

 

とび森」の魅力は、とにかく「人との交流」にあって、誰かと一緒にプレイすることでより楽しさが増す仕組みが満載でしたから、3DSを開くといつもそこにはいろんな国の、いろんなプレイヤーとの出会いがあったものでした。

 

でもね。

いないんですよ。そこに。

 

中国人だけは。

 

中国では3DSが販売されていないので、中国人がいないのは当たり前なのですが、昨今、どこに行っても中国人観光客だらけの状況を思うと、違和感を感じずにはいられませんでした。

既に日本を抜いて世界第2位の経済大国の中国。

富裕層の親たちは子どもの幼稚園に月額7万円もの保育料を払っているとのことですから、3DSがことさら高価だということではないと思います。

きっと、あまりにも簡単に世界中と通信・コンタクトできてしまうところが、逆にネックになっているのでは、と当時は想像したものでした。

 

ところが、「森」の中で、私は一度だけ、中国人に出会ったことがあるのです。

 

「森」のプレイヤーはみんなどこの国の出身者かわかるようになっていて(日本人だけは住んでいる都道府県まで設定できます)、そのプレイヤーも国籍が「日本」となっていたので、当然日本語で話しかけたのですが、あまりにも話が通じない。

変だなあ、と思っていると、

 

「実は香港在住の中国人です」

 

と言うのです。

中国では3DSが販売されていないので、日本旅行のついでに秋葉原で購入したとのことでした。

 

そ、そこまでしてやりたいものだろうか?ゲームって・・・???

 

ま、やりたいんでしょうね。

確かに「とび森」は、好きな人にはたまらない魅力があります。私も「どハマり」しましたもの。気持ちはわかります。

 

でも、そのころの香港は、例の「雨傘運動」の真っ最中。

第二の「天安門事件」が香港で?!と世界中が固唾を飲んでいるところでしたから、私はとっさに、

「大丈夫なんですか?」

と聞かずにはいられませんでした。

 

彼の答えは、

「確かに街中、騒然としているし、一触即発の雰囲気はある。

私はもう年寄りだから、デモに参加はしないけれど、若い人たちの言ってることの方に気持ちは寄り添ってるし、彼らの味方だよ。」

とのことでした。

 

その後、天安門事件のような悲惨な人的被害を出さずに、一連の反政府運動が収束したときにはほっとしましたが、その時に思ったのです。

あの天安門事件の時にも、今と同じような通信技術が存在していたら、中国政府もあんなに酷いことはできなかったのではないだろうかって。

 

世界中の人間が、報道に頼らず、リアルタイムで会話・写真のやり取りができる社会。

スマホだけでなく、3DSのようなゲーム機ですら、それを可能にしているのですから、完璧な規制をかけることはかなりハードルが高いと言わざるを得ません。

 

それが、もしかしたら、中国政府を、天安門事件の当時よりは慎重にさせ、雨傘運動に参加していた若い人たちの命を救ったのかもしれないと思うと、心からよかったと感じるのです。

だって、「自国の」戦車にひき殺されて死ぬなんて、あまりにも悲惨ではないですか。

 

各種SNSやゲームには常に賛否両論があるものですが、使いようによっては、弱者にとって、かなりの武器になるのかもしれないなあと、しみじみ考えたりしたものでした。

 

翻って、最新の「ポケ森」。

 

とび森」最大の特色であったプレイヤー同士の「交流」機能は、ほとんどなくなってしまいました。

会話を楽しむどころか、一緒にプレイすることもできないし、プロフ欄すら存在しないので、「フレンド登録」しても、どこの国の人だかもわからない状態です。

 

それは、「とび森」にガッツリはまっていた人間にとっては、かなり寂しく、最初の1週間は、どうにももの足りない感じがしたのですが、最近は、

 

進撃の巨人」について延々と薀蓄を傾けるアメリカ人、

「兵役に行くのがイヤだ~」と長々と愚痴を垂れ流す韓国人、

レアアイテムをごっそり盗んでいくベルギー人、

イスラム教徒とパリジャンへの悪口三昧のフランス人、

下ネタしか話さないスペイン人、

出会ってすぐにキリスト教の布教を始めるブラジル人、

 

などに煩わされることなく、ひとりで平和にプレイするのもなかなか悪くないかもなあ、とこっそり思うようになりました。ほほ。

 

昨日、やっとスマホのスクショが撮れるようになったので、「ポケ森」の写真を最後に。

 

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目の前で「とたけけ」に歌ってもらう「私」。

現実社会なら、こんな至近距離でギター片手に歌われたりしたら、

 

「さぶっ!」

 

って思うこと確実ですが(←大阪人)、「森」の中だと許せる不思議。

 

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でも、ちょっと席を外してたら、かわいい「ドレミ」に席を奪われて大ショック!

雪景色に変わったこともあって寒さが身に沁みます・・・。

 

とび森」に比べると「どうぶつ」たちとの会話もちょっと単調ですが、

できたばかりの「メリーゴーランド」を楽しんでいる黒馬「シュバルツ」を発見、

 

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「そう?」

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「へー。」

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「よかったね。」

 

くらいの会話は楽しめます。

 

 

子どものころ、「おままごと」が好きだった人、

かわいいものに目がない人、

なにかを「集める」「収集する」のが大好きな人、

お部屋のインテリアをいじるのが好きな人、

 

「森」はそういった人に向いているゲームです。

はてなブロガーにも「森」の住人は意外とたくさん。

 

みなさまももし対応機種のスマホをお持ちでしたら「森」へGO!

きっとすごく楽しめますよ~!