政治家ってそんなに偉いん?

みなさま、おはようございます。

 

今朝のことなんですけど。

私ねえ、いつもよりすっごく丁寧にお化粧してたんですよ。

 

ファンデーションも念入りに~。

パウダーもせっせ、せっせと。

 

んでね。

 

「なんで今日に限ってこんなに一生懸命お化粧してるんだろうなあ。」

 

って自分でも不思議で。

 

そこで、はっ!と気がついたんですけど、

 

 

夢でした。

 

 

絶望。

 

起き上がって、しばらく呆然としてたんですけど、なにが腹立つって、

 

「またイチからお化粧せなアカンやん!」

 

ってこと。

 

そりゃね、私だって、絶世の美女として生まれてたら、きっとお化粧も楽しかっただろうと思うんですよ。鏡を見てても気分いいだろうし。

でも悲しいかな、鏡を見てウキウキしたことなんて一度もないし、

そもそも私にとってのお化粧なんて「社会人としての、一応の礼儀」以上でも以下でもないし、

だから普段のお化粧なんて「ま~る描いてちょん。」で終わりなんだけど、

でもでもやっぱりめんどくさくて、

「今日もまたあの作業をイチからかあ」と思うと朝からテンションがだだ下がりなのでした。とほほ。

 

 

テンションが上がらないと言えば。

昔からずっと不思議だったことをお話ししてみたいと思います。

みなさまはどんな風にお考えかなって、聞いてみたいと思うので。

 

それは「政治家って、そんな偉いん?」ってこと。

 

というのも、阪神大震災の時、ある政治家がこんなことを言ったから。

 

「昔はみんなで炊き出ししたもんだけどな。」

 

家や職場を失い、暖房もない避難所で酷寒に震える被災者に向かって、いかにも「自分たちでなんとかすれば?」と言わんばかりの発言を政治家がしたことについて、私は思わず「うーん」と唸ってしまいました。

 

例えばこれが、三ノ宮や西北の居酒屋で一杯ひっかけてる昭和なおじさまの発言だったとしたら、私もなんにも言いません。ただ「へえ」「ほほー」「なるほどー」って聞いてたと思います。

 

でも、あろうことか政治家がこんなことを言うのって、どうなんだろう、自分でも「変だな」って思わないのかしらん、と混乱したものでした。

 

で、最近。

 

少子化問題について講演会で

 

「この頃、子供を産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考える人がいる」

 

って言った政治家がいると聞いて、またまた「うーん。」と思ってしまいました。

 

「子どもを産むか産まないか」って、誰かにとやかく言われたくない問題の筆頭だと思うんですが、まあ政治家ですから、世の中の諸問題についてあれこれ語らざるを得ないことはあるでしょう、それは仕方ないとして。

 

でもなー、と思うんですよ。

少子化」が問題だという認識があるのにも関わらず、それで出てくる言葉が

「勝手なことを考える」って。

それだけなん?って。

まるで子どもを持たない選択が、個人の「得手勝手」あるいは「わがまま」と言わんばかりの言い草。

 

これもね、仮に難波や心斎橋の居酒屋での、昭和なおじさまの酔った勢いのご高説なら、私はやっぱりなんにも言わずに「へー、へー」「ほほー」って聞いてると思いますよ。反論するのもめんどくさいし。

でも、やっぱり政治家がこんなことを言うのって、どっかおかしい、ずれてるって気がして仕方がないのです。

 

だってね。

政治家の人って、選挙の度に言ってるじゃないですか。

 

「世のため、人のため、社会のために尽くしたい、働きたい」

 

って。

だったら、ひとたび災害があったとしたら、

「すわ、一大事、世のため人のために働くチャーンス!」とばかりに、不謹慎なほどはり切って、ちょっとくらいの腰痛もなんのその(←高齢の方が多いですもんね。)布団をはねのけ、がばっ!と起き上がり、被災地のために飛び出していく…くらいのことは期待してもいいんじゃないかと思うんですよ。

だってそうでしょう、自分でそう言ったんだから。選挙の時に。

 

少子化の問題についても、それが日本社会や国家の未来にとって問題があると思うのだったら、なんらかの改善策を考えたり子どもが増える施策を打ったりするのが政治家のお仕事なんじゃないんですかね。

 

「人や社会、国家のために働きたい、働かせてください」

 

と言っておきながら、いざ、政治家になったら、なんにもしないどころか、国民に向かって「自分でやれば?できないとかやろうとしないのは、わがままだから」という態度でいるのは納得できません。そんなの公約違反というより、単なる「ウソつき」じゃないですか。

なんでそんな「ウソつき」に上から目線で、「昔の人は自助努力で炊き出ししたもんなんだけどなー。」とか「子どもを産まないなんて自分勝手な考え」なんて言われなきゃいけないんでしょうね??さっぱりわかりません。

 

この、「政治家になった人が、国民に向かって、どこかお説教めいた話をする」のって、なんとかならないのかな、っていつも思います。

 

私たちが政治家に期待するのは、より公平で公正な税の使い方と分配です。

税を納める側と分配する側とに、あたかも上下の隔たりがあるみたいにふんぞりかえった言動をとる政治家がいることには違和感を感じずにはいられないし、政治家になったとたんに、国民に対してまるでお説教をするかのような態度を見せる人に対しては、選ぶ職業を間違えたのでは、と言いたくなります。

 

特に少子化に関しては、政治の無為無策が拍車をかけた側面もあるはずなのに、それを若い人たちの考え方や生き方のせいにするとは、なんということだろうと愕然とします。

 

どんなにがんばっても、あんまりお仕事できないんですぅ・・・という政治家もいるでしょうから、それはまあ仕方ないとして(あんまりよくないけど)、でもせめて一般の国民に対して、お説教じみたことを言ったりすることだけは勘弁してもらえないものでしょうか。

 

少子化で子どもがどんどん減っているから、大問題。でも解決策がなかなか見つけられない、対策が間に合わない・・・だったらせめて「産んでください」とお願いするのが筋ではないですか。

なんで一足飛びに「自分勝手」なんて言葉が出てくるのかな。

もちろん、お願いされたからって子どもを産む人が続出するわけではないだろうけど。

 

 なんかもう、とにかくね、

「できひんのやったら、それはもう仕方ないけど(←情けないけど)、せめてエラそうにモノ言うのん、やめてぇや!」

って言いたいんですっ!

あー、すっきり。

 

 ・・・久々にコメント欄を開けてみたいと思います。

私のグダグダな記事の中身よりも、みなさまのコメントの方をこそ読みたいとお考えの方もたくさんいらっしゃると思います。

なので、非常に申し上げにくいことですが、当記事に関係のない、個人的なお話は別途、ご自身のブログの方でお願いいたします。ほんっとにすみません。伏してお願い申し上げます。