浪華三大橋・難波橋それから中之島を歩く
みなさま、こんばんは。
前回までの記事で「浪華三大橋」のうち、天満橋と天神橋とをご紹介しましたが、今日は浪華三大橋3本目、「難波橋」をみなさまと一緒に渡って最終回としたいと思います。
でもお出かけしてからもうずいぶん経つんですよね・・・
既にかなり忘れちゃってるな~。(←記事にするのがめんどくさくなったと遠回しに言ってます。)
お出かけを記事にするならグズグズせずにさっさとするのがコツなんだあ、と今、しみじみしています。
てことで、まずは天神橋を降りた後、中之島公園を歩きます。
うーん。
誰もいない。
やっぱり寒いからね、うん。
でもこの中之島公園は初夏になると人であふれかえるのです。
なぜなら有名な薔薇園があるから。
今はこーんなにさびしく見えるでしょ?
でも、去年の5月ころには
ほら。
満開の薔薇が迎えてくれます。
薔薇の香りが川からの風にほのかに乗って、それはそれは気持ちのいいお散歩が可能になるのです。
お花がないと、しょぼしょぼした感じの薔薇園。
さびしいので去年の写真を貼っときますね。
ほら!
ほらほら!
人がいっぱい!(私は写ってません。)
お花が好きな方のために、薔薇の写真も貼っとこう。
・・・実は去年もブログに載せようと思って中之島公園に行ったんですよね。
記事にするのがめんどくさくなって、放置しちゃってましたけど。(←怠け者)
半年ぶりにやっと記事に載せることができました。
ああ、満足。
で、現在に戻ると。
薔薇なし。ほぼ無人の公園に川風が冷たい・・・
やっと難波橋が見えてきました。
難波橋。
中之島公園は難波橋よりも下にあるので、こんな風に見上げる形になります。
大阪市の市章・「澪標」があしらわれているのが確認できます。
登ってみましょう。
難波橋のシンボル、ライオンさん。
左が「阿」で右が「吽」。狛犬形式ですね。
難波橋はこのライオンの像にちなんで「ライオン橋」とも呼ばれます。
橋の上には
こんな塔みたいなのも建ってるんですが、一体なんの目的があるんだろう?
よくわかりません。
ご存知の方がいらしたらぜひ教えてください!(←他力本願)
中之島公会堂は国の重要文化財。「大阪市中央公会堂」というのが正式名称なんですが、大阪市民のほとんどは「中之島公会堂」もしくは「中之島中央公会堂」と呼びます。
なんとこの建物、個人が寄付したものらしいですよ・・・すごい。
今でも一般利用が可能で結婚式なんかにも利用できます。
こんなにも重厚でレトロな建物で結婚式。
ちょっと憧れます。
現在は再開発されて、周囲に広々とした空間が広がっていますが、私が子どものころは、この一帯には木々が鬱蒼と茂っていました。
小学生のころには先生に引率されて、写生に来たことも。
大きな木の下に座って、木陰からこの公会堂の絵を描いた思い出があります。
大阪で育った人間なら、誰もがこの公会堂になんらかの記憶を持っていることでしょう。
そういえば、朝ドラ「あさが来た」で一躍有名になった五代友厚氏の像がある大阪取引所もこのすぐ近く。
今日も取引所には颯爽とした五代氏の姿が。
大阪の今の凋落ぶりをどんなお気持ちでご覧になっているのやら。
ところで、この界隈には最近すご~く評判になってるカフェがあるというのです。
建物からして素敵なんですよ。
大きいビルの間に挟まれた、小さくてかわいい建物。
あの中にお目当てのカフェがあるのですって。
正面にまわって見ると・・・
レンガ造りの建物が好きな人にはたまらない感じ。
今、大阪で一番人気のカフェ「北浜レトロ」です。
看板がわりのポットにもテンションが上がります。
「入ってみよ~っと♪」と勇んでドアを開けたら・・・
・・・なにこれ。
あまりの人気に1時間待ちは当然だそうで・・・「いらち」な私は即座にあきらめてドアを閉めました。楽しみにしてたんだけどな・・・あーあ。
もしも興味のある方は、
「いつまでしゃべっててもちっとも苦にならない!」どなたかとご一緒に、待ち時間覚悟でお出かけください。
私は・・・もういいです。はい。
帰り道。
せっかくなので大阪市役所のお隣、大阪府立中之島図書館に立ち寄りました。
中之島公会堂に負けず劣らず美しい建物。
大阪大空襲からも奇跡的に生き残り、こちらも重要文化財に指定されています。
訪れるたびに、よくぞ焼けずに済んでくれた、としみじみ思います。
現在は東大阪市に「大阪府立中央図書館」が存在するので、蔵書のほとんどはそちらに移設されています。
私は大阪市民なので、府立図書館であるこちらの図書館を使うことはありません。
府と市の図書館ももっと連携すればいろんなことができるかもしれないのに・・・と時々ちらっと思います。
図書館入口ホール。
このホールまでは写真の撮影が許可されています。
天井にはステンドグラス。
私の写真の腕ではすばらしさがちっとも伝わりませんけれども、この場に立ってみると独特の雰囲気に包まれます。
ほの暗い照明。
ふんわりとホールに響く音。
流れの止まった空気。
機能重視の建物も悪くはないですが、こんな建物が図書館ってちょっとうれしくないですか?少なくとも私はうれしいです。(←どうでもいい)
ということで、私の浪華三大橋、中之島散歩もこのあたりでおしまい。
帰りは御堂筋、淀屋橋駅から帰宅の途につきます。
豪商・淀屋にちなんだ「淀屋橋」。
大阪市民にもっとも馴染み深いこの地は、現在でも大阪の中心地です。
冬の日暮れはいつも駆け足で、あっという間に夜の侵攻を許してしまいます。
行き交う人々の表情もどこか先を急ぐ雰囲気で、私もそれにならって家路につきました。
春になればまた桜も薔薇も咲くでしょう。
去年とは違う花でありながら、去年と同じに見える風景がまた見られるはずです。
私たち人もまた、そんな花と同じような存在なのかもしれませんね。
結局今回も、グダグダのヨレヨレな記事になりました。
私よりも読んでくださったみなさまの方が「はあぁ~、やれやれ。」って気分におなりでしょう。心よりお見舞い申し上げます。(←どの口が言う)
最後までおつきあいくださって、本当にありがとうございました。