根三つ葉の芳香
みなさま、こんばんは。
先日、またまたmarcoさんから野菜をいただきました♡
大阪ではなかなかお目にかかれない野菜。「根三つ葉」っていうんですって。
「なかなか」どころか、私はこの年になって初めて拝見しました。これまでスーパーでも八百屋さんでも見たことがありません。
marcoさんのブログで物欲しそうなコメントをしたから送ってくださったんだろうな・・・
「いいなー、食べてみたい!」って言ってみるもんですね!えへ。(←図々しい)
根三つ葉だけでなくって、marcoさんは出汁をひくようのしいたけや昆布、それに生姜を干した「ウルトラ生姜」も送ってくださいました。
このウルトラ生姜、すっごく身体によさそうで、作ってみたいと思いつつ、そこはほら、私、根っからの無精者ですので(←周知の事実)、なかなか実行に移せなくて・・・そもそもお料理って苦手なんですよねー。
marcoさんにはきっとそのあたりもバレバレだったんだろうな・・・
「ウルトラ生姜だー!」
とその存在に気づいたときには、「marcoさん、なんて親切~!」と飛び上がって喜びました。(←いや、そこは反省して自作しようよ・・・というツッコミはいらないです)
で、marcoさんに根三つ葉のオススメ調理法をうかがったら、その中に鍋があったので、ウルトラ生姜もプラスして、その日の夕食は鶏肉とウルトラ生姜、そして根三つ葉のお鍋にしました。寄せ鍋風です。
湯気でくもってるし・・・。相変わらず写真が下手すぎ。
でも、早く食べたくって、写真どころではなかったんだもんねー。
ごく普通の、スーパーで売られている三つ葉と違って、根三つ葉はただ大きいだけではありませんでした。
包丁を入れたときに広がる独特の芳香の強さと言ったら!
春の、一斉に新芽が芽吹く季節、あの青々とした草いきれの中に立っている気がしました。
一足早く春を届けてくれたmarcoさんに心から感謝しています。
でね。
家族でお鍋に入れた根三つ葉のおいしさに驚きながら、私はなんとなくしみじみとしてしまいました。
「はてな」って、インターネットって、すごいなあ、不思議だなあ、って。
たとえば、ほら。
小学校の図書室でこんな本を見つけたとするでしょう?
そうしたら、すぐにカメキチさんのことを連想してしまう。
街なかで「福」の文字を見つけると、きっと福ふくさんのことを思い出すし、(だからお正月なんかはしょっちゅう福ふくさんのことを考えてることになってしまう…)
新しいラーメン屋さんを見つけると、ああ、このお店、横チンさんのお気に召すかしら、と考えるし、
立ち枯れた紫陽花の花に出会うと、必ずryoさんに写真を撮ってほしくなるし、
デパートで売られている、とびきりおしゃれなお弁当を見ると、「muraさんのお弁当の方が上だな…」って思って買う気がなくなっちゃうし、
青々と茂るブナの木を見ると、ブナさんはお元気かなって絶対に思い出すし、
手芸店でキラキラしたビーズを見ると、まゆじゅんさんならどんな作品になさるのだろうと考えずにはいられないし、
オリエンタルな踊りを見ればleyさんやねこさんを、予備校のCMを見ればⅯさまを思い出します。
「ぶたばあちゃん」の絵本を読むと、いつもうっかり泣いてしまって、同時にやはり、りんさんのことを連想します。
それから「お昼寝のススメ」みたいなニュースをF2でやっているのを見れば、セネシオさまが今ごろ面白がってるんだろうなと想像します。
精霊流しの映像をテレビで見たときには、いちご一笑さまは毎年、この光景をご覧になってるのだろうと考えて、一層感動を深くしました。
それから、日常会話に四文字熟語が出るとかえるさんを、カレンダーを見るとsoftwindさまを、しいたけをみじん切りにしている時(←ひどい)には、わっとさまを思い出します。
真っ白な帆船の写真を見ると、そのマストの上にisakuさんを探してしまいます。
そして手を振らなくては、と思ってしまう。
そうして、古書を見るたび、あるいはちょっとこなれた感じの古い居酒屋さんを見かけるたびにmarcoさんを思い出してしまうのです。
他にもブログを通じてメッセージをやりとりする、たくさんの方々。
もしかしたら。
本当に、もしかしたら、なんですけれど。
私がこうして、日常のふとした瞬間に、みなさまのことをあれこれと思い出しては、お元気かしら、今ごろ何をなさっているのかな、と考えるみたいに、みなさまの方でも、時には私のことを思い出してくださっているのかしら。
東京の、私なんかは行ったこともないような、おしゃれなスーパーの店頭で、marcoさんが根三つ葉の束を手に取りながら、私のことをふと思い出してくださった、その瞬間。
その瞬間のことを思うと、うれしくて、本当にあまりにもうれしくて、「はてな」をやっててよかったー!って心から思うのです。
パソコンにしてもスマホにしても、血の通わない、無機質な物体ですのに、私たちはそれを通してこんなにも通じ合うことができる。交流することができる。
人間とはなんて素敵な生き物なんでしょう。ね?
つらいニュースや酷い出来事がたくさんあるのは知っています。
それでも、私たちはこれでなかなか捨てたものではない生き物だなって思うのです。