初めての金沢。
みなさま、こんばんは。
この1週間、マミーさんは絶不調。
カゼの症状もないのに発熱が続き、まったく使い物になりませんでした。
昔から熱にはめっぽう弱い・・・37度の熱でヘロヘロのグダグダ、
「全機能停止」
あるいは、
「顔が濡れて力が出ない~」
状態になります。
今日になって、やっとなんとか通常運転に戻れそうな気がしてきました。
なんにもできずにひたすら寝てばかりの1週間でなんのネタもありませんので、今日は今月初旬の連休、金沢へ家族旅行に行ったお話をさせてください。
ずいぶん久しぶりの家族旅行。
もともとは娘の受験が終わったら行こうと計画していたのですが、春休みは入学準備、夏休みは8月中旬まで娘の大学での定期テストが入っていて、結局こんな時期までずれ込んでしまいました。
正直、合格通知を手に入れたときのテンションはすでに遠い彼方、
「今さら旅行~?もうどうでもいいやん~。」
って気持ちだったのですが、娘が「合格したら旅行に連れて行くと言った!確かに言った!」としつこいので、結局逃げきれませんでした・・・。ちぇー。
思い返せば入試の直前、ちっとも勉強しない娘に業を煮やし、
「試験、全滅したらどうするのっ?全然勉強しないで!どこの世界に夜10時に寝る受験生がいますかっ?!
もしもどこにも受からなかったら、ママは、もうママは家出するっ!出て行くからねっ!」
とやいのやいの言いましたっけ。
娘が「・・・私を追い出すんじゃなくて、ママが家出するの?」
と聞くので、
「当たり前やん!まる子ちゃん(←娘のことです。もちろん仮名です。)を追い出したら、ママ、また朝から晩まで心配せなあかんやん。だからママが出て行くねん!
まだ寒~い日本海側のどこかに行ってな、それでママな、
カニ食べてくるわっ!!!」
とまくしたてましたら、娘に、
「それ、ただの旅行やんな?」
と冷たく返されました。・・・腹立つ。
で、仮にどこかの大学に奇跡的に引っかかったら、「ママひとりでおいしいカニを食べに行くという家出」ではなく、「家族で旅行しよう」という約束になったのですが、どこに行くかまでは決めていませんでした。
娘の希望は「おいしいものが食べられて温泉に入れるところ」。
「年寄りかよ。」
と思わないでもないですが、私の母ももちろん一緒ですから、その希望は娘なりの気遣いだったのかもしれません。
散々悩んだ末に、まだ訪れたことのない「石川県」にしようと意見がまとまりました。
で、行ってきました、人生初、石川県、金沢。
うーん。かっこいい・・・。
テレビでよく見ていましたが、実物はもっとかっこいい!
いかにも日本的でいいじゃないですか。
どうして大阪駅とか京都駅もこんな風にできなかったんだろうかとしみじみ思います。
その点、東京駅はいいですよね。レトロな雰囲気で。とても素敵です。
でも大阪駅も京都駅もモダン過ぎて、日本にある意味があるんだろうかと思ってしまいます。
もしも自分が外国からの観光客だとしたら、絶対大阪駅よりもこちらの金沢駅の方が魅力的に感じるはず。
誰やねん、大阪駅のデザインしたやつ。出てこーい!と思っちゃいました。
ところで、石川県で感じた「美」は駅だけではありません。
なんていうかな、どこを切り取っても「とてもハイセンス」。
趣味がいいというか、「粋」というか、美的センスの塊というか・・・どこを見ても、どこを歩いても、うっとりするような風景の連続でした。
もちろん兼六園にも行きました。
紅葉にはまだ早かったけれど、もうすぐやってくる雪への備えまでもが美しい・・・。
金沢には「芸術的才能」がある人が多いのでしょうか。
風景をこんなにも美しく魅せることができるのって、ものすごい才能です。
大阪にもそういう才能のある人をちょっと寄こしてほしい・・・いや、行きたくないと言われそうだけど。
金沢の街を散策していて、ふらりと立ち寄ってみた尾山神社。
前田利家公を祭った神社らしいのですが、どことなくハイカラな感じがします。
こんな神門初めて見ました。ちょっと西洋建築風で、しかもちょっびっと中華風?不思議な感じです。
中華風と言えば、絵馬の中にはこんなのがいっぱい。
香港からの観光客が残していったのでしょう。
中国語なんて全然わからないのに、「なんとなく」理解できてしまうところが漢字のすごいところ。
娘と一緒にこの絵馬を見ながら、ふと胸を突かれる思いがしました。
娘と同じような年頃の若い人が、かの地ではどんどん追い詰められているのでしょう。
もちろん、若さゆえに性急に、無謀に突っ走ってしまうところがあるにしても、自国の警察や軍隊に簡単に圧殺されていい命などこの世にあるでしょうか。
なんとか人死にが出ないように、香港政府と中国政府には、最大限の自制をお願いしたいものだと思いました。
そもそも人権派の弁護士が次々と連れ去られ、その家族が幼い子ども共々、何年も過酷な軟禁状態に置かれているのを見れば(しかも村八分状態で)、香港の市井の人々が中国政府に対して不信感を持つのも至極当然のように感じられます。
香港の現状に口を挟む暇があるのなら、中国政府は自分たちの足元を掃き清めた方がいいように思います。香港の人々にしても、今さら二等国民のように扱われた英国による統治時代に戻りたいと考えているわけはないでしょうから。
ああ、やっぱり私は旅行に関する記事が苦手です。
話が脱線するどころか、何を言いたいのやらさっぱり。
すみません、この続きはまた次回。
石川県、金沢。
あまりにも魅力的なこの街について、もっと体系的に、より素敵に紹介しているブログをご紹介しますのでみなさまはぜひこちらをご覧ください。
私もいつもうっとりしながら見ています。
で、夫が今、ここまでの下書きを読んで、
「まさかの丸投げ!」
と大爆笑しています。
いいやん、別に・・・
苦手なことは苦手やねんっ!
相変わらずうるさい夫婦です。